愛は物欲を超える(「日本国宝展」に行ってきた)
公開 2025/04/28 22:02
最終更新
2025/04/29 09:12
なんとしても大阪市立美術館「日本国宝展」の前期展示を見に行かねばならぬ。これまでン十年吐くまで、そして吐いても臨書を繰り返した王羲之『喪乱帖』を見られるのはこのタイミングしか無い。思い立ったら即行動で4月中に行くことにした。
予め音声ガイド付き前売り券を購入していたが、館内の人数調整のため、入館まで30分ほど並ぶこととなった。天気が曇りでよかった。

相国寺承天閣美術館の若冲展の時は炎天下2時間待ちでしたね……あれに比べりゃマシですよ。
さて、館内入って音声ガイド、借りるです。
ヘッドホン装着。津田健次郎!ツダケンと中条あやみさんに手を引っ張れて会場に入るそんな錯覚。

いきなり狩野永徳、渡辺崋山、伊藤若冲がドーン!国宝展なのだから当たり前だが室内にあるもの全部国宝(ちょっとだけ重文)。凄いよ。
若冲の芦雁図のねっとり生クリームみたいな雪見て腹が減る。
その横にあるそんなに大きくないガラスケースの中には与謝蕪村と池大雅の共作。エッジの効いた蕪村の線も好きだが、軽妙でとぼけた感じの大雅の線もまた良い。
本阿弥光悦の舟橋蒔絵硯箱。なんで「これはミャクミャク様の寝床です!」と説明されても納得できるような有機的な形で硯箱作ろうと思ったですか?なぜ蒔絵の箱に鉛の鉄板貼り付けようと思ったですか?……発想が天才すぎるんですよね。
書のコーナーはまぁとんでもないモノだらけでした。藤原行成、小野道風、西行……儂よ、目に焼き付けろ。これが本物だ。ちゃんと線質、筆の穂先の回転方向見とけ。
そして王羲之の喪乱帖(模本)!当然国宝、そして御物!奈良時代に多分天皇の字のお手本として大陸からの遣いが献上したものなのでしょうね……そう模本なのである。本物ではないのである。双鉤填墨でコピーされているのだが、コピー故に失われるはずの筆運びのスピード感も感じられる、バカテク技術で作られた模本なのである。原本はもう無い。最高の状態で管理された制作年の古い模本は、目の前にあるこれが世界唯一なのである。会いたかった。「喪乱之極」の「極」の終筆の鋭さ見ただけで泣ける……
その次は仏教美術館。心が洗われます。孔雀明王図の孔雀の羽の煌めきよ(切り金細工で金属貼っているので本当にきらきら)……浄土やん。
で、待ってました。鎧と刀剣コーナー!
助包!七星剣!じゅらく左文字!貞宗!丙子椒林剣!……会いに来たよ!アイドルたち!キャキャして地金の観察したり、刃紋にうっとりしたり……そして真顔になって喪乱帖まで戻ってぴょこぴょこして、また刀剣コーナーに戻る儂の謎の行動が始まる。
しかし情緒と体力が限界である。この行動を6回繰り返して渋々次のコーナーへ。
最後の場所は大型物と目玉展示。
大好き普賢菩薩像。菩薩様が乗っているゾウさんの表情も至近距離で観察できます。かわいい。
何度か実物見てますが金印。小さいんですよね。畑の中からこれが出たのがそもそも奇跡なんだよな。奇跡の輝き。
腹いっぱいどころでない満足感とともに物販コーナーへGO!

お買い物は控えめでした。物欲も浄化されてしまうぐらい展示物がすごかった……と察していただければ……
美術館から出ると、儂の感動が雨雲を喚んだ。雨が降っている。(傘がない)
予め音声ガイド付き前売り券を購入していたが、館内の人数調整のため、入館まで30分ほど並ぶこととなった。天気が曇りでよかった。

相国寺承天閣美術館の若冲展の時は炎天下2時間待ちでしたね……あれに比べりゃマシですよ。
さて、館内入って音声ガイド、借りるです。
ヘッドホン装着。津田健次郎!ツダケンと中条あやみさんに手を引っ張れて会場に入るそんな錯覚。

いきなり狩野永徳、渡辺崋山、伊藤若冲がドーン!国宝展なのだから当たり前だが室内にあるもの全部国宝(ちょっとだけ重文)。凄いよ。
若冲の芦雁図のねっとり生クリームみたいな雪見て腹が減る。
その横にあるそんなに大きくないガラスケースの中には与謝蕪村と池大雅の共作。エッジの効いた蕪村の線も好きだが、軽妙でとぼけた感じの大雅の線もまた良い。
本阿弥光悦の舟橋蒔絵硯箱。なんで「これはミャクミャク様の寝床です!」と説明されても納得できるような有機的な形で硯箱作ろうと思ったですか?なぜ蒔絵の箱に鉛の鉄板貼り付けようと思ったですか?……発想が天才すぎるんですよね。
書のコーナーはまぁとんでもないモノだらけでした。藤原行成、小野道風、西行……儂よ、目に焼き付けろ。これが本物だ。ちゃんと線質、筆の穂先の回転方向見とけ。
そして王羲之の喪乱帖(模本)!当然国宝、そして御物!奈良時代に多分天皇の字のお手本として大陸からの遣いが献上したものなのでしょうね……そう模本なのである。本物ではないのである。双鉤填墨でコピーされているのだが、コピー故に失われるはずの筆運びのスピード感も感じられる、バカテク技術で作られた模本なのである。原本はもう無い。最高の状態で管理された制作年の古い模本は、目の前にあるこれが世界唯一なのである。会いたかった。「喪乱之極」の「極」の終筆の鋭さ見ただけで泣ける……
その次は仏教美術館。心が洗われます。孔雀明王図の孔雀の羽の煌めきよ(切り金細工で金属貼っているので本当にきらきら)……浄土やん。
で、待ってました。鎧と刀剣コーナー!
助包!七星剣!じゅらく左文字!貞宗!丙子椒林剣!……会いに来たよ!アイドルたち!キャキャして地金の観察したり、刃紋にうっとりしたり……そして真顔になって喪乱帖まで戻ってぴょこぴょこして、また刀剣コーナーに戻る儂の謎の行動が始まる。
しかし情緒と体力が限界である。この行動を6回繰り返して渋々次のコーナーへ。
最後の場所は大型物と目玉展示。
大好き普賢菩薩像。菩薩様が乗っているゾウさんの表情も至近距離で観察できます。かわいい。
何度か実物見てますが金印。小さいんですよね。畑の中からこれが出たのがそもそも奇跡なんだよな。奇跡の輝き。
腹いっぱいどころでない満足感とともに物販コーナーへGO!

お買い物は控えめでした。物欲も浄化されてしまうぐらい展示物がすごかった……と察していただければ……
美術館から出ると、儂の感動が雨雲を喚んだ。雨が降っている。(傘がない)
書店員。絵を描く。字を書く。飯を食う。
最近の記事
タグ
