フランス映画「L'Ecole」視聴
公開 2026/02/28 18:47
最終更新
2026/02/28 19:13
Innocence
(原題:L’Innocence/L’Ecole)
監督:Lucile Hadžihalilović
公開年:2004年
原作:Frank Wedekind の短編小説「Mine-Haha」
アマプラ民なので、こういう自分では選ばないような映画に出会えるのよき。前評判もなく、ストーリーもわからないまま見たけど、じっとりとした不思議な映画だったなぁ。
森の中にある、外界から隔離された寄宿学校が舞台。
少女たちは年齢ごとに違う色のリボンを髪につけていて、それが不思議と何かを象徴しているようで、強く印象に残った。
小学生くらいの年齢の女の子たちだけが暮らす、男子禁制の寄宿舎。冒頭で登場する少女の存在には驚かされたけど、その子がずっと弟のことを気にかけている姿も印象的だった。
厳しい規律のもとで、少女たちはバレエや生物、水泳の授業を受けながら日々を過ごしている。物語が進むにつれて、その教育の意味が少しずつ見えてくる。「ああ、そういうことか」って気づいた瞬間、じわじわとした不安が背中を這い上がるようで、ぞわっとした。
学校の地下を電車が走っているという設定もどこかSF的。
それでも説明はほとんどなく、物語は淡々と進む。
そして最後は、外の世界へ送り出された少女――ビアンカの視線で終わる。
セリフも少なく、ナレーションもないから、観る側が考えて、想像しながら受け取らないといけない作品。でもその余白が私には心地よかったかな。
湿った森の空気と静寂。太陽が出ていてもどこか薄暗く、全体を通して陰鬱な雰囲気が漂う。おとぎ話のようでありながら、不穏さを孕んだ美しさがあった。
同じ寄宿学校が舞台でも、モーリスみたいな世界観ではないし、
明確な事件や結末が用意されているわけでもない。どちらかといえば、1999年の夏休みのような、閉じた世界の中の感情の揺らぎに近い?
子どもたちの物語とはいえ、「こんなに露骨な映像で大丈夫?」と少し心配にもなる作品だった。
酒でも飲みながらもう一度観たら、今度はもっと整理された感想が言える気がする。見る人を選ぶだろうし、倍速だと絶対意味わからなくなるから、「この世界を楽しむ」っていう余裕があるときに観ると世界に浸れると思う。
(原題:L’Innocence/L’Ecole)
監督:Lucile Hadžihalilović
公開年:2004年
原作:Frank Wedekind の短編小説「Mine-Haha」
アマプラ民なので、こういう自分では選ばないような映画に出会えるのよき。前評判もなく、ストーリーもわからないまま見たけど、じっとりとした不思議な映画だったなぁ。
森の中にある、外界から隔離された寄宿学校が舞台。
少女たちは年齢ごとに違う色のリボンを髪につけていて、それが不思議と何かを象徴しているようで、強く印象に残った。
小学生くらいの年齢の女の子たちだけが暮らす、男子禁制の寄宿舎。冒頭で登場する少女の存在には驚かされたけど、その子がずっと弟のことを気にかけている姿も印象的だった。
厳しい規律のもとで、少女たちはバレエや生物、水泳の授業を受けながら日々を過ごしている。物語が進むにつれて、その教育の意味が少しずつ見えてくる。「ああ、そういうことか」って気づいた瞬間、じわじわとした不安が背中を這い上がるようで、ぞわっとした。
学校の地下を電車が走っているという設定もどこかSF的。
それでも説明はほとんどなく、物語は淡々と進む。
そして最後は、外の世界へ送り出された少女――ビアンカの視線で終わる。
セリフも少なく、ナレーションもないから、観る側が考えて、想像しながら受け取らないといけない作品。でもその余白が私には心地よかったかな。
湿った森の空気と静寂。太陽が出ていてもどこか薄暗く、全体を通して陰鬱な雰囲気が漂う。おとぎ話のようでありながら、不穏さを孕んだ美しさがあった。
同じ寄宿学校が舞台でも、モーリスみたいな世界観ではないし、
明確な事件や結末が用意されているわけでもない。どちらかといえば、1999年の夏休みのような、閉じた世界の中の感情の揺らぎに近い?
子どもたちの物語とはいえ、「こんなに露骨な映像で大丈夫?」と少し心配にもなる作品だった。
酒でも飲みながらもう一度観たら、今度はもっと整理された感想が言える気がする。見る人を選ぶだろうし、倍速だと絶対意味わからなくなるから、「この世界を楽しむ」っていう余裕があるときに観ると世界に浸れると思う。
