※12/7追記※映画TENETについて
公開 2023/12/06 22:10
最終更新
2023/12/07 21:29
言わずと知れた頭火山不可避映画です。
奇しくもNewtonの「時間大図鑑」でエントロピーについての基礎の基礎だけは予習してはいたのですが、それにしてもなるほど分からんです。
だけど、面白い。
だけど、また観たくなる。
同監督のインセプションやインターステラー鑑賞直後と全く同じ疲労感と充実感がありました。
劇場公開当時はコロナ禍が色んな意味で過激だった時期ゆえ、映画館で観られなかった事が心底悔やまれます、、、( ´ཫ` )
※以下またしても個人の感想の羅列であり、本編あらすじや用語への紹介、解説等は一切ございません!(>人<;)
▽
で、今年の春先にようやっとBlu-rayを入手して初見時に無事腰を抜かし、方々の考察サイトや解説動画、ノーラン作品のガイドブックを読んで あーーなるほどそういうことか、あの赤と青の部屋の奥にある回転扉ね!ニール君の行動から目を離したらいかんのね!
などなど分かった気になって二度目の鑑賞に挑んだものの、益々頭火山になりました……(՞ةڼ◔)
鑑賞中にずーっと気になっていたのは、時間挟撃作戦の是非…というか意味です。
終盤のスタルスク12で行われる順行赤チーム、逆行青チームに分かれての10分間の戦闘。
目的はこの戦闘の10分後に爆発が起こる前に、スタルスク12の地下にあるアルゴリズムを奪取すること。
このスタルスク12での爆発は、TENETチーム(と映画を観ている我々)にとっては過去の出来事です。
作戦内容は過去に遡り爆発を止める事ではなく、
その爆心地の地下にある非常にやべー兵器アルゴリズムの回収。最終的には数人の「別ユニット」がアルゴリズムを分割し、自分の命もろとも存在を隠してしまう事でした。
他方、敵側のセイター軍の目的はアルゴリズムを地下深くに封印し、世界滅亡を企む未来人の時代までタイムカプセル的に眠らせること。
封印されてしまうとTENETチームには手出しできなくなってしまうから、何としても封印のための爆発が起こる前にアルゴリズムを回収したかった。
…という一連の流れは、実は既に結果は決まってる。
映画序盤でキャットが目撃した、夫セイターの船から優雅に海へと飛び降りる謎の女性の姿。
これもまた、未来で主人公とともに奮闘し傷付いた末にセイターを始末し自由を勝ち得たキャットでした。
映画の序盤の段階で
・スタルスク12で爆発は起こるけれど、未来人からの攻撃は起こっていない(=アルゴリズムは未来人の手に渡っていない)
・キャットはセイターの船から飛び降り自由の身になる
少なくともこれらの事実は確定していたんです。
そしてこの映画のルールとして、事実は何をやっても変わらない。
歴史改変も、パラレルワールドという概念もありません(劇中に祖父殺しのパラドックスは起こるのかという問いかけもでますが、結局有耶無耶に)
だから悲しいけれど、主人公を護るため行動を起こしたニールの結末も変わることはない。
仮にニールが自分が死ぬ結末を回避する為に本編と異なる行動をとったとしても、、、
恐らくはジョジョ5部のスタンド・ローリングストーンズの様に、強制的に『事実』に向かって行動させられることになるんだろうなと私は解釈します。
最もニールの性格上そんな事はしないだろうけどね!だからこそ主人公も涙ぐんだわけで(இ௰இ`。)
…とにもかくにも行動の結末は全部決まっているし、時間を逆行してもそれを変えられるわけでもないのに、どうして時間挟撃作戦なんてややこしいことをするんだろうってずーっと頭抱えてました。
時間の逆行が可能な人間なら、全て結果の分かった消化試合も同然なのでは??
▽
でもそう言う事じゃないんだなと、これもニールが教えてくれました。
事実は変わらない。でもそれは何もしない理由にはならない。
運命を変える!というより、 運命は変わらないからこそ全力を尽くせということなのかなと。
事実劇中で奮闘している主人公側もセイター側も、結果があのエンディングに繋がる事は誰も分からないんですよね。
あれは誰もがそれぞれの望む結末を得る為に知恵を絞った結果であり、その中で『主役』として駆け抜けた主人公がTENETの黒幕の座を奪取する…
何やっても結果は変わらないの消化試合だのってワードは、結果を全部知ってる神の視点の持ち主じゃなきゃ言えないんだな…と、ニールの覚悟に反省したわたくしであります。
それはそれとして萌えどころがまた多すぎるんだ!
やっぱり赤の部屋青の部屋のシークエンスが狂おしく好き!!
主人公vs主人公も、セイターとのカーチェイスももうどーなってんのの波状攻撃!わけがわからないのに堪らない映像体験、ああもっと振り回されたいーーーッ!(;//́Д/̀/)ハァハァ
次回テネットおかわりするときは余計な事考えずに振り回されて萌え禿げ散らかそうと思います(〃ω〃)!
▽
12/7追記
TENET復習後にインターステラーおかわりして案の定テトラセクトのシークエンスに号泣し(お約束!(´;ω;`))
ようやく分かったこと。
TENETとインターステラーは、作り手の意図として地続きなんだなということです。
共通項は、事実は変えられないということ。
インターステラーのクーパーは本編クライマックスでガルガンチュア突入→テトラセクトに到達したとき、幼い頃のマーフの姿を本棚越しに目撃します。
この時クーパーがなりふり構わずマーフに自分の存在を気付かせようと本を落とし、モールスを試みて、挙句には過去の自分に宇宙へ行くなと訴えます(この期に及んでこの言動は本当にグッとくるものが…辛いけれど…!)
でも、クーパーが宇宙へ行く事実は覆らない。
マーフは本棚のメッセージを受け取りはするけれど、それによって確定している過去が変わる事はない。
ここでTARSが「過去を変える為に我々はここに呼ばれたのではない」と発言することでクーパーは全てを悟り、マーフにTARSが収集したブラックホールのデータをモールスで伝えることで大団円のエンディングへ繋がります。
インターステラーもTENETも徹底して、起こった事実(現在に対して過去)は変えられないということをテーマの一つにしていたんですね。
両作品とも主人公が実際に時間の逆行をしたにも関わらず、過去の出来事を変える事はしない。これって結構珍しいのではないかな。
大半の作品って主人公が過去に戻ったら何かしら事を成して未来を変えることがお約束な気がするので…('ロ' )
▽
この二作品に共通して感じ取れたのは、
事実は変えられない ≠ 運命は変えられない。
TENETの感想で先述しましたが、結局運命は変わらないだの宣っているのは全てを知っている神の視点がある奴だけなんです。
「だからと言って何もしないわけにはいかない」(TENETのニール)
「過去を変えるために呼ばれたわけではない」(TARS)
つまり…
「だからこそ―――
足掻くのだ!」
ということなんだなと解釈しました、わたくし!
いやあ、やっぱりFF12は名作だ!(இ௰இ`。)
えっ!
ええ〜っ?!
お後がよろしくないようで!(՞ةڼ◔)
奇しくもNewtonの「時間大図鑑」でエントロピーについての基礎の基礎だけは予習してはいたのですが、それにしてもなるほど分からんです。
だけど、面白い。
だけど、また観たくなる。
同監督のインセプションやインターステラー鑑賞直後と全く同じ疲労感と充実感がありました。
劇場公開当時はコロナ禍が色んな意味で過激だった時期ゆえ、映画館で観られなかった事が心底悔やまれます、、、( ´ཫ` )
※以下またしても個人の感想の羅列であり、本編あらすじや用語への紹介、解説等は一切ございません!(>人<;)
▽
で、今年の春先にようやっとBlu-rayを入手して初見時に無事腰を抜かし、方々の考察サイトや解説動画、ノーラン作品のガイドブックを読んで あーーなるほどそういうことか、あの赤と青の部屋の奥にある回転扉ね!ニール君の行動から目を離したらいかんのね!
などなど分かった気になって二度目の鑑賞に挑んだものの、益々頭火山になりました……(՞ةڼ◔)
鑑賞中にずーっと気になっていたのは、時間挟撃作戦の是非…というか意味です。
終盤のスタルスク12で行われる順行赤チーム、逆行青チームに分かれての10分間の戦闘。
目的はこの戦闘の10分後に爆発が起こる前に、スタルスク12の地下にあるアルゴリズムを奪取すること。
このスタルスク12での爆発は、TENETチーム(と映画を観ている我々)にとっては過去の出来事です。
作戦内容は過去に遡り爆発を止める事ではなく、
その爆心地の地下にある非常にやべー兵器アルゴリズムの回収。最終的には数人の「別ユニット」がアルゴリズムを分割し、自分の命もろとも存在を隠してしまう事でした。
他方、敵側のセイター軍の目的はアルゴリズムを地下深くに封印し、世界滅亡を企む未来人の時代までタイムカプセル的に眠らせること。
封印されてしまうとTENETチームには手出しできなくなってしまうから、何としても封印のための爆発が起こる前にアルゴリズムを回収したかった。
…という一連の流れは、実は既に結果は決まってる。
映画序盤でキャットが目撃した、夫セイターの船から優雅に海へと飛び降りる謎の女性の姿。
これもまた、未来で主人公とともに奮闘し傷付いた末にセイターを始末し自由を勝ち得たキャットでした。
映画の序盤の段階で
・スタルスク12で爆発は起こるけれど、未来人からの攻撃は起こっていない(=アルゴリズムは未来人の手に渡っていない)
・キャットはセイターの船から飛び降り自由の身になる
少なくともこれらの事実は確定していたんです。
そしてこの映画のルールとして、事実は何をやっても変わらない。
歴史改変も、パラレルワールドという概念もありません(劇中に祖父殺しのパラドックスは起こるのかという問いかけもでますが、結局有耶無耶に)
だから悲しいけれど、主人公を護るため行動を起こしたニールの結末も変わることはない。
仮にニールが自分が死ぬ結末を回避する為に本編と異なる行動をとったとしても、、、
恐らくはジョジョ5部のスタンド・ローリングストーンズの様に、強制的に『事実』に向かって行動させられることになるんだろうなと私は解釈します。
最もニールの性格上そんな事はしないだろうけどね!だからこそ主人公も涙ぐんだわけで(இ௰இ`。)
…とにもかくにも行動の結末は全部決まっているし、時間を逆行してもそれを変えられるわけでもないのに、どうして時間挟撃作戦なんてややこしいことをするんだろうってずーっと頭抱えてました。
時間の逆行が可能な人間なら、全て結果の分かった消化試合も同然なのでは??
▽
でもそう言う事じゃないんだなと、これもニールが教えてくれました。
事実は変わらない。でもそれは何もしない理由にはならない。
運命を変える!というより、 運命は変わらないからこそ全力を尽くせということなのかなと。
事実劇中で奮闘している主人公側もセイター側も、結果があのエンディングに繋がる事は誰も分からないんですよね。
あれは誰もがそれぞれの望む結末を得る為に知恵を絞った結果であり、その中で『主役』として駆け抜けた主人公がTENETの黒幕の座を奪取する…
何やっても結果は変わらないの消化試合だのってワードは、結果を全部知ってる神の視点の持ち主じゃなきゃ言えないんだな…と、ニールの覚悟に反省したわたくしであります。
それはそれとして萌えどころがまた多すぎるんだ!
やっぱり赤の部屋青の部屋のシークエンスが狂おしく好き!!
主人公vs主人公も、セイターとのカーチェイスももうどーなってんのの波状攻撃!わけがわからないのに堪らない映像体験、ああもっと振り回されたいーーーッ!(;//́Д/̀/)ハァハァ
次回テネットおかわりするときは余計な事考えずに振り回されて萌え禿げ散らかそうと思います(〃ω〃)!
▽
12/7追記
TENET復習後にインターステラーおかわりして案の定テトラセクトのシークエンスに号泣し(お約束!(´;ω;`))
ようやく分かったこと。
TENETとインターステラーは、作り手の意図として地続きなんだなということです。
共通項は、事実は変えられないということ。
インターステラーのクーパーは本編クライマックスでガルガンチュア突入→テトラセクトに到達したとき、幼い頃のマーフの姿を本棚越しに目撃します。
この時クーパーがなりふり構わずマーフに自分の存在を気付かせようと本を落とし、モールスを試みて、挙句には過去の自分に宇宙へ行くなと訴えます(この期に及んでこの言動は本当にグッとくるものが…辛いけれど…!)
でも、クーパーが宇宙へ行く事実は覆らない。
マーフは本棚のメッセージを受け取りはするけれど、それによって確定している過去が変わる事はない。
ここでTARSが「過去を変える為に我々はここに呼ばれたのではない」と発言することでクーパーは全てを悟り、マーフにTARSが収集したブラックホールのデータをモールスで伝えることで大団円のエンディングへ繋がります。
インターステラーもTENETも徹底して、起こった事実(現在に対して過去)は変えられないということをテーマの一つにしていたんですね。
両作品とも主人公が実際に時間の逆行をしたにも関わらず、過去の出来事を変える事はしない。これって結構珍しいのではないかな。
大半の作品って主人公が過去に戻ったら何かしら事を成して未来を変えることがお約束な気がするので…('ロ' )
▽
この二作品に共通して感じ取れたのは、
事実は変えられない ≠ 運命は変えられない。
TENETの感想で先述しましたが、結局運命は変わらないだの宣っているのは全てを知っている神の視点がある奴だけなんです。
「だからと言って何もしないわけにはいかない」(TENETのニール)
「過去を変えるために呼ばれたわけではない」(TARS)
つまり…
「だからこそ―――
足掻くのだ!」
ということなんだなと解釈しました、わたくし!
いやあ、やっぱりFF12は名作だ!(இ௰இ`。)
えっ!
ええ〜っ?!
お後がよろしくないようで!(՞ةڼ◔)
