やきう日記◇高校野球と不穏な彼らと…
公開 2023/08/17 12:01
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『おはようございまーす!本日も夕刊フィガロ増刊号はヴァンがお届けするぞー。
いやー…仙台育英vs履正社。すごい試合だったな。まだ手汗が引かないや』
『アシスタントのパンネロです。
一部では事実上の決勝戦なんて言われていた様だけれど、その呼び名に相応しい大接戦だったね!序盤は守備のミスを連発してしまった育英ナイン、それでも最小失点に抑えたのは神様の後押しだったかもしれないと監督も振り返ってたわ』
『試合決めたのが四番の送りバントからの五番のスクイズってのも、痺れるよな〜!履正社もスクイズは想定していたそうだけど、何度見てもあのスクイズは上手かった。
それでもたったの一点差で9回裏!履正社応援団の大声援の重圧の中、試合を締め括ったのはゲッツーだった…
オレは泣いた!序盤あんなに守備ミスしてた野手陣が見事に復活したんだよ!なあパンネロ、何でこんな試合が決勝戦じゃないんだろ?監督も言ってたぜ、まだ3回戦なのかってさあ』
『ヴァン。落ち着いて、あんまり早口になっちゃダメよ。生放送なんだからね?第二試合を見て深呼吸しましょ、花巻東と智弁学園は強打のチーム同士の対決よ。3回終了時点では花巻東がリードしているけれど、二点差ではまだまだどうなるか分からないよね!』
▽
「セッツァー、その後ティナとは連絡が取れたかい?」
「携帯の電源が入ってねえんだよ。ストラゴスの爺さんに着信があったのが最後で、そっからは誰が掛けても繋がらないらしい…クソ、どうなってんだ」
「事故に遭ったなら間違いなく君に連絡が入るだろうね。これは…嫌な予感がする。やはり先日スポーツバーBJにいた怪しげな男が、何か……
―――ティナ!?セッツァー、ティナだ!」
「!!
ティナ…お前今までどこにいたんだ」
「……。信じていたのに。セッツァー…あなたは私の恩人だって…本当のお兄さんみたいな人だって思ってたのに」
「何…言ってんだよ」
「これを読んでもまだ知らない顔ができるの?もうあなたとは居られない、さよなら!」
「痛え!ま、待てよティナ!おい!!
あーーくそ、あいつ俺に何を投げてきたんだ?」
「これは…雑誌?週刊実話ガストラ…?」
「ああ?妄想記事満載のクソ雑誌じゃねえか、まだ廃刊になってなかったのか。アイツがどうしてこんな雑誌持ってたんだ」
「…これは……まずいな。セッツァー、このトップ記事を見てくれ」
「何?……
―――ラッシュ時の駅のホームに通り魔現る。いたいけな女学生をわざと線路に突き飛ばして自ら救出、自作自演の呆れた不純異性交遊…何だこれ???」
「ティナが駅のホームで線路に落ちそうになった事故の犯人が君になっている様だぞ。ダーツバー従業員Sだと…ボカされているが顔写真まで」
「はああ〜!?」
何だそりゃ!何だこりゃ!最早ノリでゴリ押すしかない展開!お粗末様でございます!
いやー…仙台育英vs履正社。すごい試合だったな。まだ手汗が引かないや』
『アシスタントのパンネロです。
一部では事実上の決勝戦なんて言われていた様だけれど、その呼び名に相応しい大接戦だったね!序盤は守備のミスを連発してしまった育英ナイン、それでも最小失点に抑えたのは神様の後押しだったかもしれないと監督も振り返ってたわ』
『試合決めたのが四番の送りバントからの五番のスクイズってのも、痺れるよな〜!履正社もスクイズは想定していたそうだけど、何度見てもあのスクイズは上手かった。
それでもたったの一点差で9回裏!履正社応援団の大声援の重圧の中、試合を締め括ったのはゲッツーだった…
オレは泣いた!序盤あんなに守備ミスしてた野手陣が見事に復活したんだよ!なあパンネロ、何でこんな試合が決勝戦じゃないんだろ?監督も言ってたぜ、まだ3回戦なのかってさあ』
『ヴァン。落ち着いて、あんまり早口になっちゃダメよ。生放送なんだからね?第二試合を見て深呼吸しましょ、花巻東と智弁学園は強打のチーム同士の対決よ。3回終了時点では花巻東がリードしているけれど、二点差ではまだまだどうなるか分からないよね!』
▽
「セッツァー、その後ティナとは連絡が取れたかい?」
「携帯の電源が入ってねえんだよ。ストラゴスの爺さんに着信があったのが最後で、そっからは誰が掛けても繋がらないらしい…クソ、どうなってんだ」
「事故に遭ったなら間違いなく君に連絡が入るだろうね。これは…嫌な予感がする。やはり先日スポーツバーBJにいた怪しげな男が、何か……
―――ティナ!?セッツァー、ティナだ!」
「!!
ティナ…お前今までどこにいたんだ」
「……。信じていたのに。セッツァー…あなたは私の恩人だって…本当のお兄さんみたいな人だって思ってたのに」
「何…言ってんだよ」
「これを読んでもまだ知らない顔ができるの?もうあなたとは居られない、さよなら!」
「痛え!ま、待てよティナ!おい!!
あーーくそ、あいつ俺に何を投げてきたんだ?」
「これは…雑誌?週刊実話ガストラ…?」
「ああ?妄想記事満載のクソ雑誌じゃねえか、まだ廃刊になってなかったのか。アイツがどうしてこんな雑誌持ってたんだ」
「…これは……まずいな。セッツァー、このトップ記事を見てくれ」
「何?……
―――ラッシュ時の駅のホームに通り魔現る。いたいけな女学生をわざと線路に突き飛ばして自ら救出、自作自演の呆れた不純異性交遊…何だこれ???」
「ティナが駅のホームで線路に落ちそうになった事故の犯人が君になっている様だぞ。ダーツバー従業員Sだと…ボカされているが顔写真まで」
「はああ〜!?」
何だそりゃ!何だこりゃ!最早ノリでゴリ押すしかない展開!お粗末様でございます!
