エッシャー 視覚の魔術師
公開 2026/01/09 19:10
最終更新
2026/01/12 23:51
トリックアートで世界的に知られる画家エッシャーの生涯と作品に、彼が遺した1000を超える書簡や日記、収集家の証言などから迫ったドキュメンタリー。
エッシャーといえば「滝」の印象しかなかったが、最初からだまし絵を描いていたわけではなかった。アルハンブラ宮殿を観光したことがきっかけで幾何学図形に魅了されたという経緯を、この映画で初めて知った。
エッシャーがスイスに引っ越した時は「雪が嫌い」と言っていたそうだ。きちんとした理由は説明されていなかったが、「白い」と言っていたので、この頃は住んでいる町の風景を緻密に隙間なく描いていたエッシャーにとって「白=空白」で面白くなかったのかなと思う。
結晶学的なアプローチで描かれただまし絵の初期作品「昼と夜」。労力をかけて創り上げたにも関わらず、それに見合うような反応を得られなかったそうだ。「次も同じような反応だったらどうしよう。怖い」と言っていたエッシャーの言葉に、創作者としての率直な不安が表れている。エッシャーでもそんな気持ちで創作をしていたのかと驚いた。
昨年、『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』を鑑賞した時にも思ったことだが、後世の評論家が勝手に話すよりも、存命中の家族が本人について語るドキュメンタリーの方がずっと良い。
★ ★ ★
[Prime Video]
エッシャーといえば「滝」の印象しかなかったが、最初からだまし絵を描いていたわけではなかった。アルハンブラ宮殿を観光したことがきっかけで幾何学図形に魅了されたという経緯を、この映画で初めて知った。
エッシャーがスイスに引っ越した時は「雪が嫌い」と言っていたそうだ。きちんとした理由は説明されていなかったが、「白い」と言っていたので、この頃は住んでいる町の風景を緻密に隙間なく描いていたエッシャーにとって「白=空白」で面白くなかったのかなと思う。
結晶学的なアプローチで描かれただまし絵の初期作品「昼と夜」。労力をかけて創り上げたにも関わらず、それに見合うような反応を得られなかったそうだ。「次も同じような反応だったらどうしよう。怖い」と言っていたエッシャーの言葉に、創作者としての率直な不安が表れている。エッシャーでもそんな気持ちで創作をしていたのかと驚いた。
昨年、『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』を鑑賞した時にも思ったことだが、後世の評論家が勝手に話すよりも、存命中の家族が本人について語るドキュメンタリーの方がずっと良い。
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