【今日もわたしは元気ですぅ！！（キレ気味）〜悪役令嬢に逆ざまぁされた転生ヒロインは、祝福しか能がなかったので宝石祝福師に転身しました〜】

ゲームのヒロインに転生したけど、自分のポジションにあぐらをかき、何があっても私はヒロインだから！で済ませてきた主人公ルナリーゼちゃん。
悪役のはずの令嬢、アンリミリアちゃんは優しく、攻略者達にも好かれ、ヒロインの自分は数々の行動により学園から強制退学となる。

というスタート。

1巻 #

まず絵がかわいいんだよね〜！悪役令嬢アンリミリアちゃんの見た目が好み。そして名前が覚えにくい。
そんなこと思ってる間に退学。最後まで自分がヒロインよ！？と言っていたルナリーゼちゃんだったのでした。

誰かが迎えに来ると思い、荷物を抱えながら食堂に行って、働かせてもらうことに。
そこで冒険者になるのはどうだ？という提案をされます。ここでも隠れルートへのフラグ！？と喜ぶルナリーゼちゃん。ブレねぇな。
しかし『祝福』しかできないルナリーゼちゃんは、1ヶ月経ってもパーティーを組んでもらえなかったのでした。

ある日『回復』できる人はいないか、と知らせが来ます。
ルナリーゼちゃんも立ち上がりますが、

え？ お前？

え？ だとしてもお前？

この流れ、ルナリーゼちゃんには悪いけど笑った。

そこで回復が必要となる苦しんでいる人物が、続編の攻略対象の1人、クロエリードさんだと気づくのでした。
やらないよりマシ！と『祝福』を使うルナリーゼちゃん。結果は

「……かゆい」

ダメかぁ
みんなの顔が面白い。でもなんやかんやで落ち着きを取り戻し、お耳を見せるクロエリードさん。かーわいいな、おい。
そして護衛になるように迫ります。美人だなー、おい。

「俺に望まれておきながらその態度」
いいですねー俺様ですね！上から目線の鬼畜眼鏡！……鬼畜？

勘当され、攻略対象からは嫌われ、悪役令嬢にも負ける。
「今世でなにしてるんだろう？」
生前頑張ったから報われると思ってた。そして調子に乗ってたらコレです。反省するルナリーゼちゃん。でも、

『追放された正ヒロインは続編攻略対象に溺愛される』的な展開……！？

やっぱり反省していない。そしてその時のクロエリードさんのお口が(･ω･)！！かわいいことになってる！！
ときめくも「労働契約だ」
「デスヨネー（夢を見るのはやめよ……）」

スライム事件を経てからの
「褒めてつかわす」
う、上から目線……！俺様……！好き……！
そしてクロエリードさんの名をクロエと呼んでいいと言う。
ドヤ顔のクロエリードさんもかわいい。牙がかわいい。ドヤァ
親密さをアピールして引き抜き防止らしい。……防止になってる……？

ドタドタと現れたもふもふ部下。
「副音声：あまりにも可愛いので1秒でも早く仲良くなりたいです」
絶対仲良くなってもふもふさけてもらう気だな！？実際もふもふしたい、としか考えておらんし。でもかわいいんだなこれが！キャラデザの頂点！しかしもふもふさせてもらえなかった。
でもミームールさんはもふもふできたぁ〜！！かわいいアライグマ！！だから宝石を洗うのが上手なのね。

「過去の失敗にばかり囚われていたら先に進めないわ」
ミールームさん……ッ！

ジルレオンさん登場。牙がかわいいなぁ。獣人だからみんな牙があるのね。かわいい。

そして破壊力抜群の
「ん！」（耳がぴこんっ！）
あああああああああああああああああ（地面に頭を打ちつけながら）

と、そんなことは言っていられません。パーティーのパートナーに選ばれてしまいます。
ルナリーゼちゃんがライバルとなるイベント発生決定……！正ヒロインの当て馬にされる……！
……かもしれない。
ラストの盛り……美……

2巻 #

初っ端から美しいクロエリードさん。吸い込むなよ！のところの絵が好き。
テンパリーゼの名称もいいですね。
持ち上げられるルナリーゼちゃん。嬉しそうなクロエリードさんかわいい。少し簡略化された姿、どれもとても好きなんすよねぇ〜。

「あっ わたし魔石浄化で忙し「休め王命だ」
口かわいいな〜。あんな顔近くによってきたら気絶するわ。
「本日の働きは誠に大儀であった」
私にもそんなこと言って頭ポンしてくれて和装がよく映えるクロエリードさんいないかなぁ。

そんなこんなでパーティーの始まり。
王達のオーラで魂が抜けるルナリーゼちゃん。
おでこにおでこをこつんとされるルナリーゼちゃん。
続編のヒロイン、ローゼンリーゼちゃんに睨まれるルナリーゼちゃん。
どちらもリーゼが入るのは何かの意味があるのかな？

そしてルナリーゼちゃんに声をかけられてうれしそうなクロエリードさん。ローゼンリーゼちゃんに捕まっていたので。待ってました的な目だよね。この後キレてたもんね。

駆けずり回ってルナリーゼちゃんを探すミールームさん。見つけた時に見かけた、満足顔みたいなクロエリードさんがかわいい。

そしてクロエ様と呼んでいいのは仕事で必要だからなのか？雇用主と労働者、それ以上でも以下でもない。思わず吐露してしまうが、相変わらず距離感がバグってるクロエリードさんからは高評価。猛烈に仕事をしたくなるルナリーゼちゃんだったのでした。

ところ変わって大浴場へと向かうルナリーゼちゃん。そこでクロエリードさんと遭遇。話している時にやってきたのはローゼンリーゼちゃんでした。おしりで攻撃されるルナリーゼちゃん。クロエリードさん、めちゃくちゃおこ。ローゼンリーゼちゃんは2人が去っていく姿を見て地団駄を踏み踏み。正ヒロインが当て馬なことしてる……。
「このゲームのヒロインは私よ！」
言われたルナリーゼちゃんは過去の自分を思い出していた……。やってること全部自分がしてきた痛行動と同じじゃん、と……。

クロエリードってスケベ？と煽られても特に反応はなかったけど、ルナリーゼちゃんを引き抜こうかな〜と言われると氷の表情。王の一人、ベアゼスさんは目がキラキラ。煽って反応が見たかったのね。

もう1人のライバル、リルちゃん登場。キツネちゃん！かわいい！喋り方もかわいい！

そしてローゼンリーゼちゃんの行動を見て、猛烈に過去を後悔するルナリーゼちゃん。
クロエリードさんのことを取られるのが嫌だ……と自分の気持ちに気づく。

外国の市が立つということでミールームさんとお出かけ。お洒落してるのかな？かわいいお洋服。
そこでアンリミリアちゃんと遭遇。今までの謝罪をすると「許します」
そして2人は仲良くなりました。
改めて自分の気持ちを吐き出すルナリーゼちゃん。クロエリードさんが好き。

しかしローゼンリーゼちゃんがちゃんと鍛錬していないと、死亡エンドになってしまう……
どうやったらそれを避けられるのか！？

3巻 #

危機を避けるべくローゼンリーゼちゃんを説得するも、まったく聞いてくれない。どころかドヤ顔。頼りのアンリミリアちゃんは帰国。また説得しようとするも、剣を突きつけられ脱力。
尖ってるねぇ。

討伐から帰ってきたクロエリードさん、持って帰ってきた魔石にふんすしてるのかわいい。
なんかクロエリードさんに対してかわいいしか言ってない気がしてきた。
しかしクロエリードさん、ローゼンリーゼちゃんのことまったく意識してないね。そんな事より扱い。まぁ日頃の態度のせいで仕方がないんだけど。

クロエリードさんが持って帰ってきた魔石の浄化が終わらない……。力の源、光の女神からヒントを得ようと図書館へ。
そこでローゼンリーゼちゃんに出会い、特大ブーメランを受けながら説得。
剣を向けたことに謝罪されると、
「許します！」
アンリミリアちゃんと同じ返事。ここの表情複雑な感じだよねー。笑ってるけど、少し眉が困った感じになっているようにも見える。

クロエリードさんに告白しよう！と決意するも「ダメかも語彙力が死んだ」
でも踊ってる2人素敵だよ！
しかも「その人生まるごと抱えてやろう」
ああああああああああああああああ（地面に頭をｒｙ）

「信じてもらえた事が嬉しい」
「信じられる事が嬉しいの」
ここはグッときた。
「愛する人に愛されると祝福は星祝福（ステラ）に進化するって光の女神様に聞いたからです！」
抱きつきながら。ここは恥ずかしかった（乙女描写に抵抗感がある人）。

そんなこんなでエンディング。
今日もわたしは元気ですぅ！！

エピローグの
むっすぅぅぅもかわいかったですね。
あぁ最後までかわいいとしか言わなかった……。

最後に #

王様が8人もいるのに、好みのキャラが最後までクロエリードさんでした。銀髪とかね。金の目とかね。眼鏡とかね。……ね？
逆ざまぁされる作品はあんまり読んだことがなかったため新鮮で、最後まで楽しく読めました。
前にこんな感じでうまくまとまったけど、続きが出てた……という作品を読んだことがあって、この作品は続きでないといいなぁと思ったり。まぁ出ても買わないけど。蛇足になる。
総じていい作品でした！



では。