ふつつかな悪女ではございますが 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜【漫画版】
公開 2024/08/24 03:06
最終更新
2024/08/24 03:06
【ふつつかな悪女ではございますが 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜】
すべてにおいて完璧で、誰からも慕われている『殿下の胡蝶』黄 玲林(こう れいりん)と、対照的に『雛宮のどぶネズミ』と称される朱 慧月(しゅ けいげつ)。
あるほうき星の夜、慧月の手により身体が入れ替わってしまった玲林。今までか弱く、周囲に心配しかかけてこられなかった身体から、健康的な身体を手に入れて、落ち込むどころか歓喜する。
それは病弱であった自分ではできなかった羨ましすぎる生活であり、玲林は前向きに、そして存分に自由を堪能していた――。
自分が入れ替わってしまったことを伝えられない玲林。しかし自分が死ぬかもしれないのにケロッとしているし、ネズミと友達になったり便所虫を素手で捕まえたり、自由。しかも手に掴んだそいつを握りしめて、ネズミの朝飯にしようとする玲林。
「なんということでしょう!」
「これまで油断すれば気絶するわたくしでしたのに!」
問題はそこじゃない。
「ネズミに囲まれ死の足跡に怯えろとまで言われてしまったけれど」
「それってわりと楽勝なのでは…」
鋼のメンタル…!
そして処刑前。入場するその姿は醜い顔をしていても美しい。
しかし駄目だ。
「この悪女め!」
「はい悪女です!」
かわいい。駄目だ。
死を慣れている、のはざっくり来る。脆弱で、いつ死んでも困らない生活を送っていたから。
しかし玲林の言い回しはおもろい。
毒を飲んでしまったネズミを弔うために袖に忍ばせる玲林。
そして獣尋の儀と呼ばれる獣と同じ牢に入れて、自分が死ななかったら無罪になるという処刑に追い込まれる。
その獣が興奮して玲林を襲いかかるものの、忍ばせていた毒ネズミにより死亡。それに際して、
「二つもの動物の命を奪ってしまったこと、心より反省しております…」
言い回し本当に好き。
その後もボロ屋を充てがわれても草!土!自由!
そうだね、今までずっと弱かったから強く生きられるのが嬉しいんだね。
「もう…誰のことも心配させなくていいんだぁ…」
はグッときた。でもその後の
「慧月様はわたくしを憎んで体を入れ替えたのですから」
「それを喜ぶだなんてあまりに彼女の意向を踏みにじる所業です」
謎の思考がおもしろくて好き。
ズレてるんだよね。
「わたくし芋揚げを飲める!」
そのあとも、
「敬愛する皇后陛下が芋揚げ…… 」
芋揚げおいしくてしかたないんだろうなー。
まぁ油に敏感な人だとおぇってなっちゃうよね。うちは母氏が油が駄目で、気持ち悪くて別室避難が普通だったな……オリーブオイルは大丈夫だからいつもそれ使ってたな。
そして、追い詰められてた女官の莉莉(りーりー)がついに刀を振りかぶる。
しかし刀突きつけられてるのに「ここ枝毛の多かった箇所…」はすごい。そんなこと考えてる場合じゃないのにすごい。さすが俺らの玲林!
踊り子の娘として馬鹿にされてきた莉莉だったけど、玲林は「その身ひとつで異国を渡っていたのはすごいこと」だと褒めます。
この巻で一番好きなのが
「あなたはその娘なのだから、お母君に恥ぬよう」
「生きねば」
今まで虐げられてた場面がちょくちょく出てたので、ここでシヲヤ共々救われたのでした。
そして最後の「すっとこどっこい」好き。
すべてにおいて完璧で、誰からも慕われている『殿下の胡蝶』黄 玲林(こう れいりん)と、対照的に『雛宮のどぶネズミ』と称される朱 慧月(しゅ けいげつ)。
あるほうき星の夜、慧月の手により身体が入れ替わってしまった玲林。今までか弱く、周囲に心配しかかけてこられなかった身体から、健康的な身体を手に入れて、落ち込むどころか歓喜する。
それは病弱であった自分ではできなかった羨ましすぎる生活であり、玲林は前向きに、そして存分に自由を堪能していた――。
目次
1巻 #
突き落とされた『玲林』は、『慧月』を害したとして、処刑されることに。自分が入れ替わってしまったことを伝えられない玲林。しかし自分が死ぬかもしれないのにケロッとしているし、ネズミと友達になったり便所虫を素手で捕まえたり、自由。しかも手に掴んだそいつを握りしめて、ネズミの朝飯にしようとする玲林。
「なんということでしょう!」
「これまで油断すれば気絶するわたくしでしたのに!」
問題はそこじゃない。
「ネズミに囲まれ死の足跡に怯えろとまで言われてしまったけれど」
「それってわりと楽勝なのでは…」
鋼のメンタル…!
そして処刑前。入場するその姿は醜い顔をしていても美しい。
しかし駄目だ。
「この悪女め!」
「はい悪女です!」
かわいい。駄目だ。
死を慣れている、のはざっくり来る。脆弱で、いつ死んでも困らない生活を送っていたから。
しかし玲林の言い回しはおもろい。
毒を飲んでしまったネズミを弔うために袖に忍ばせる玲林。
そして獣尋の儀と呼ばれる獣と同じ牢に入れて、自分が死ななかったら無罪になるという処刑に追い込まれる。
その獣が興奮して玲林を襲いかかるものの、忍ばせていた毒ネズミにより死亡。それに際して、
「二つもの動物の命を奪ってしまったこと、心より反省しております…」
言い回し本当に好き。
その後もボロ屋を充てがわれても草!土!自由!
そうだね、今までずっと弱かったから強く生きられるのが嬉しいんだね。
「もう…誰のことも心配させなくていいんだぁ…」
はグッときた。でもその後の
「慧月様はわたくしを憎んで体を入れ替えたのですから」
「それを喜ぶだなんてあまりに彼女の意向を踏みにじる所業です」
謎の思考がおもしろくて好き。
ズレてるんだよね。
「わたくし芋揚げを飲める!」
そのあとも、
「敬愛する皇后陛下が芋揚げ…… 」
芋揚げおいしくてしかたないんだろうなー。
まぁ油に敏感な人だとおぇってなっちゃうよね。うちは母氏が油が駄目で、気持ち悪くて別室避難が普通だったな……オリーブオイルは大丈夫だからいつもそれ使ってたな。
そして、追い詰められてた女官の莉莉(りーりー)がついに刀を振りかぶる。
しかし刀突きつけられてるのに「ここ枝毛の多かった箇所…」はすごい。そんなこと考えてる場合じゃないのにすごい。さすが俺らの玲林!
踊り子の娘として馬鹿にされてきた莉莉だったけど、玲林は「その身ひとつで異国を渡っていたのはすごいこと」だと褒めます。
この巻で一番好きなのが
「あなたはその娘なのだから、お母君に恥ぬよう」
「生きねば」
今まで虐げられてた場面がちょくちょく出てたので、ここでシヲヤ共々救われたのでした。
そして最後の「すっとこどっこい」好き。
漫画をこよなく愛しています。ジャンル問わず、いろんなものを読んでいます。
最近は女性向け漫画、特に悪役令嬢の漫画を読んでいます。
腐女子でしたが、最近その辺の芽は出ないですね。卒業してしまった?百合もですが、見てるとハラハラします。謎。
ラノベなどの文は読んでませんが、漫画が面白かったから買う、と…
最近は女性向け漫画、特に悪役令嬢の漫画を読んでいます。
腐女子でしたが、最近その辺の芽は出ないですね。卒業してしまった?百合もですが、見てるとハラハラします。謎。
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