【読書感想文】東の海神 西の滄海
公開 2026/05/17 09:45
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十二国記世界の絶対的ストッパーである延王・尚隆と延麒・六太のお話。
尚隆って、登場したら「ああ、これでもう片がつくな」と安心感をもたらす存在だけど、この内乱が五百年にわたって治世を敷くきっかけと覚悟をもたらしたであろう出来事なんだろうなと思う。
乱の首謀者である斡由と尚隆の対比がはっきりと描写されていて、
民のために王(権力者)があると考える尚隆と、
王のために民があると考える斡由。
まぁ、どちらに天命があるかは明らかだよなぁ。
斡由は一見して人格者だから最初は分かりにくいけど、その殻が剥がれ落ちていく様は無惨。
他責、虚言、他者への叱責、よくもまぁここまで堕ちたなと思ってしまう。
(突然現実の話だけど、我が国の権力者も他責や虚言が甚だしいの嫌になる。)
それでも、更夜には斡由しかいなかったんだよな。
斡由は真実全くの善の心で更夜を迎い入れた訳ではないだろうけど、散々迫害されてきた更夜には、たとえ偽りでもその優しさが温かく、それしか縋るものがなかったんだと思うと、心がきゅぅっとなる。
いつか、更夜がろくたと共に延へ戻れる日が来るのを待っている。
尚隆って、登場したら「ああ、これでもう片がつくな」と安心感をもたらす存在だけど、この内乱が五百年にわたって治世を敷くきっかけと覚悟をもたらしたであろう出来事なんだろうなと思う。
乱の首謀者である斡由と尚隆の対比がはっきりと描写されていて、
民のために王(権力者)があると考える尚隆と、
王のために民があると考える斡由。
まぁ、どちらに天命があるかは明らかだよなぁ。
斡由は一見して人格者だから最初は分かりにくいけど、その殻が剥がれ落ちていく様は無惨。
他責、虚言、他者への叱責、よくもまぁここまで堕ちたなと思ってしまう。
(突然現実の話だけど、我が国の権力者も他責や虚言が甚だしいの嫌になる。)
それでも、更夜には斡由しかいなかったんだよな。
斡由は真実全くの善の心で更夜を迎い入れた訳ではないだろうけど、散々迫害されてきた更夜には、たとえ偽りでもその優しさが温かく、それしか縋るものがなかったんだと思うと、心がきゅぅっとなる。
いつか、更夜がろくたと共に延へ戻れる日が来るのを待っている。
