排球感想文(2周目9巻・10巻)
公開 2025/05/10 17:56
最終更新
2025/05/10 17:56
※旧ツイッターからの転載。
《9巻》
2024年9月17日
天国(合宿)から地獄(期末試験)。いちばんダメージを受けているのが影山なのが面白い(山口、救命ありがとう)。頭も時間もバレー以外には使いたくないんだろうな。ていうか、烏野は受かって良かったねえ……マジで。
アニメで初めて観たときから、日向の「鬼の目にも(金ぼう)」とノヤっさんの「男らしく生きろ!!! 紀男!!!」には毎回腹筋を鍛えさせられている。
月島は、ずいぶん我慢してつきあってあげているんだよね、あれでも。いや、我慢はしてないか? でも、だいぶ気安くなってきてるのは伝わってくる。あくまでも4月に比べたら、だけど。
仁花ちゃんのあの斜め上な想像力、ある意味逸材よな。それはそれとして、武田先生と烏養コーチの話を聞いてすぐに寄付を募ることを思いついて、ポスターまで先んじて作っちゃうあたりに有能マネの片鱗が窺える。自己肯定感が低いのはこれからどうとでもなるし、脱村人Bは近い。
この赤点騒動は貴重な日常パート(本編では)で、なんか本当に彼らはバレーばっかりやってるんだなあ、と。公立校は私立に比べて練習時間やら設備やらで不利なはずだけど、その差を埋めるためにひたすら練習しているわけだよね。大嫌いな勉強だって必死にやるんだから、偉いえらい。
牛島の上から目線発言は、別に相手を見下して馬鹿にしてるわけでも煽ってるわけでもなく、純粋に本音を語ってるだけ。確かに影山と同じ系統。将来楽しみ。しかし、さらに星海が加わるのか……この3人を転がせるツッコミがあのチームにいるんだろうか。
潔子さんにはごく普通に接してるのに、冴子姉さんには頬を赤らめる影山。かっこいい女性が好きなのか、救いの女神だからか。なんにしろ、私は冴子姉さん、大好き。潔子さんと張る。クールビューティも好きだけど、気が強い女の子も好き。情が深いとこも良し。
道中、冴子姉さんから小さな巨人の話を聞いたことも、この後リエーフに会うのと合わせて、日向がエースについて改めて考えるきっかけになったんだろうから、いいタイミングだったと言える。なので、赤点とったのは不幸中の幸いかも? まあ、一悶着あるとはいえ。
猫又監督が烏野チームの状況を見極める早さたるや。そして、見守ってくれている中には烏養コーチも入ってる。猫又監督にしてみたら、選手だけじゃなく烏養コーチも雛ガラス。ひよっ子もいいとこだもんね。大人猫の存在、ありがたい。
日向の貪欲さは、影山のそれとは違う。ぶちゃけ傍迷惑だよなあ。試合中、周りが見えなくなるとか、どうなのよ。この子のこういうとこは、いまもちょっと苦手。すまん、主人公(だからというのもある)。でも、この貪欲さで決意しなきゃ、進化はないのも理解はしてる。いちおう。
《10巻》
2024年9月18日
何度でも言うけど、変人速攻に関しては日向に主導権も「スパイカーが打ちやすい」もへったくれもない(はず。しょせん素人なんで)。なにせ日向はボールを見ていないんだから。で、4月の3対3のときはああするよりほかに月島のブロックをぶち破る方法がなかったわけで、あれが最善だった。もちろん、もっと上に行くための言い分としては日向が正しいとは思うんだけど、春高予選までの期間、日向のあの段階での技術力を考えたら影山の言い分が間違っているとも言えない。だから、最初にスガさんと烏養コーチは影山を支持したんだろうし。2人が自分についたことを知ったら、影山はすごく嬉しいだろうなあ。誰かが味方になってくれるなんて、中学時代にはありえなかっただろう状況だもんね。
地元に帰ってから取っ組みあいになったときも、感情だけで日向を否定しているわけではない。ちゃんと成長してる。たとえば春高予選が半年先とかなら、影山だってあそこまで強硬に反対しなかったと思う。なので、あんまり影山を責めてやるな、及川。君が言うほど影山は日向をぞんざいに扱ってはいない。とはいえ、この段階ではあれだけのことを遠慮なく言えるのは及川だけだと思うから、感謝はする。甥っ子ちゃんにも。
自分が強くなりたい、最後まで自分で戦いたいってのも本音だろうけど、日向のいちばんのモチベーションは「影山に置いていかれたくない」なのかもしれない。インハイ予選で影山に謝られたことも、そういう意味で悔しかったんじゃないかな。影山は最強の敵だから。対等でいたいよね。
影山は、たぶん自分が納得できさえすれば、自説を曲げるのも厭わないタイプ。だから、新しいトスの話も受けいれた。音駒との練習試合のときも。貪欲さもストイックなんだよなあ。でもって、周りが思っているより柔軟。頑固なだけの子は折られても自説曲げないよ。
烏養コーチと話をしてるときの「殺す?」の、言葉に似合う物騒な表情が好き。及川の言葉がよぎったとしても、決めたのは影山本人。そして、突破口を見つけてくれたのは烏養コーチ。しかし、あれはひと月かそこらでできるようになるトスなのか。現実的(ハンドとられそう)かはさておき。
変人コンビが起爆剤になって烏野のみんなが頑張るなか、どこまでも頑なな月島。事情を知ってる山口はもどかしいよね。身長以外にMBとしてのポテンシャルも高いのに、過去に囚われたままでいる月島と、何も言えず見てるしかない自分が。山口の背中を押したのは日向の言葉だけど、自分の意思で嶋田さんにジャンフロを習いにいったことで山口の自己肯定感があがったっていうのもあると思う。あと、苦いピンサデビューをしても折れなかったことが。月島も言ってたけど、かっこいいよ、山口。
月島は賢いから、黒尾や木兎と接してるうちに、自分で答えを見つけたかもしれないけど、それはきっとこの合宿でではなかった。月島が見ないようにしていたものに目を向けさせた(明光ともちゃんと向き合わせた)のは山口なんだと考えると、白鳥沢戦の影のMVPは山口だね。
黒尾と木兎にも感謝だけど、大地さんたち上級生も、さりげなく相手にあわせた距離感で一年生たちを見守っているのがありがたくも頼もしい。クセ強一年生がみんなマイペースでやれているのは、上級生の懐深さによるんだよなあ。たまに鉄拳制裁がくだるけど。それも必要よな。
《9巻》
2024年9月17日
天国(合宿)から地獄(期末試験)。いちばんダメージを受けているのが影山なのが面白い(山口、救命ありがとう)。頭も時間もバレー以外には使いたくないんだろうな。ていうか、烏野は受かって良かったねえ……マジで。
アニメで初めて観たときから、日向の「鬼の目にも(金ぼう)」とノヤっさんの「男らしく生きろ!!! 紀男!!!」には毎回腹筋を鍛えさせられている。
月島は、ずいぶん我慢してつきあってあげているんだよね、あれでも。いや、我慢はしてないか? でも、だいぶ気安くなってきてるのは伝わってくる。あくまでも4月に比べたら、だけど。
仁花ちゃんのあの斜め上な想像力、ある意味逸材よな。それはそれとして、武田先生と烏養コーチの話を聞いてすぐに寄付を募ることを思いついて、ポスターまで先んじて作っちゃうあたりに有能マネの片鱗が窺える。自己肯定感が低いのはこれからどうとでもなるし、脱村人Bは近い。
この赤点騒動は貴重な日常パート(本編では)で、なんか本当に彼らはバレーばっかりやってるんだなあ、と。公立校は私立に比べて練習時間やら設備やらで不利なはずだけど、その差を埋めるためにひたすら練習しているわけだよね。大嫌いな勉強だって必死にやるんだから、偉いえらい。
牛島の上から目線発言は、別に相手を見下して馬鹿にしてるわけでも煽ってるわけでもなく、純粋に本音を語ってるだけ。確かに影山と同じ系統。将来楽しみ。しかし、さらに星海が加わるのか……この3人を転がせるツッコミがあのチームにいるんだろうか。
潔子さんにはごく普通に接してるのに、冴子姉さんには頬を赤らめる影山。かっこいい女性が好きなのか、救いの女神だからか。なんにしろ、私は冴子姉さん、大好き。潔子さんと張る。クールビューティも好きだけど、気が強い女の子も好き。情が深いとこも良し。
道中、冴子姉さんから小さな巨人の話を聞いたことも、この後リエーフに会うのと合わせて、日向がエースについて改めて考えるきっかけになったんだろうから、いいタイミングだったと言える。なので、赤点とったのは不幸中の幸いかも? まあ、一悶着あるとはいえ。
猫又監督が烏野チームの状況を見極める早さたるや。そして、見守ってくれている中には烏養コーチも入ってる。猫又監督にしてみたら、選手だけじゃなく烏養コーチも雛ガラス。ひよっ子もいいとこだもんね。大人猫の存在、ありがたい。
日向の貪欲さは、影山のそれとは違う。ぶちゃけ傍迷惑だよなあ。試合中、周りが見えなくなるとか、どうなのよ。この子のこういうとこは、いまもちょっと苦手。すまん、主人公(だからというのもある)。でも、この貪欲さで決意しなきゃ、進化はないのも理解はしてる。いちおう。
《10巻》
2024年9月18日
何度でも言うけど、変人速攻に関しては日向に主導権も「スパイカーが打ちやすい」もへったくれもない(はず。しょせん素人なんで)。なにせ日向はボールを見ていないんだから。で、4月の3対3のときはああするよりほかに月島のブロックをぶち破る方法がなかったわけで、あれが最善だった。もちろん、もっと上に行くための言い分としては日向が正しいとは思うんだけど、春高予選までの期間、日向のあの段階での技術力を考えたら影山の言い分が間違っているとも言えない。だから、最初にスガさんと烏養コーチは影山を支持したんだろうし。2人が自分についたことを知ったら、影山はすごく嬉しいだろうなあ。誰かが味方になってくれるなんて、中学時代にはありえなかっただろう状況だもんね。
地元に帰ってから取っ組みあいになったときも、感情だけで日向を否定しているわけではない。ちゃんと成長してる。たとえば春高予選が半年先とかなら、影山だってあそこまで強硬に反対しなかったと思う。なので、あんまり影山を責めてやるな、及川。君が言うほど影山は日向をぞんざいに扱ってはいない。とはいえ、この段階ではあれだけのことを遠慮なく言えるのは及川だけだと思うから、感謝はする。甥っ子ちゃんにも。
自分が強くなりたい、最後まで自分で戦いたいってのも本音だろうけど、日向のいちばんのモチベーションは「影山に置いていかれたくない」なのかもしれない。インハイ予選で影山に謝られたことも、そういう意味で悔しかったんじゃないかな。影山は最強の敵だから。対等でいたいよね。
影山は、たぶん自分が納得できさえすれば、自説を曲げるのも厭わないタイプ。だから、新しいトスの話も受けいれた。音駒との練習試合のときも。貪欲さもストイックなんだよなあ。でもって、周りが思っているより柔軟。頑固なだけの子は折られても自説曲げないよ。
烏養コーチと話をしてるときの「殺す?」の、言葉に似合う物騒な表情が好き。及川の言葉がよぎったとしても、決めたのは影山本人。そして、突破口を見つけてくれたのは烏養コーチ。しかし、あれはひと月かそこらでできるようになるトスなのか。現実的(ハンドとられそう)かはさておき。
変人コンビが起爆剤になって烏野のみんなが頑張るなか、どこまでも頑なな月島。事情を知ってる山口はもどかしいよね。身長以外にMBとしてのポテンシャルも高いのに、過去に囚われたままでいる月島と、何も言えず見てるしかない自分が。山口の背中を押したのは日向の言葉だけど、自分の意思で嶋田さんにジャンフロを習いにいったことで山口の自己肯定感があがったっていうのもあると思う。あと、苦いピンサデビューをしても折れなかったことが。月島も言ってたけど、かっこいいよ、山口。
月島は賢いから、黒尾や木兎と接してるうちに、自分で答えを見つけたかもしれないけど、それはきっとこの合宿でではなかった。月島が見ないようにしていたものに目を向けさせた(明光ともちゃんと向き合わせた)のは山口なんだと考えると、白鳥沢戦の影のMVPは山口だね。
黒尾と木兎にも感謝だけど、大地さんたち上級生も、さりげなく相手にあわせた距離感で一年生たちを見守っているのがありがたくも頼もしい。クセ強一年生がみんなマイペースでやれているのは、上級生の懐深さによるんだよなあ。たまに鉄拳制裁がくだるけど。それも必要よな。
年経たオタク。推し溺愛型。主人公(特に少年漫画の)に興味を持てない呪いをかけられている。
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