間借り書房 いりえ | 歩みたい道を歩みたい通りに
公開 2024/04/24 07:05
最終更新
2024/04/24 07:05
大人になってから新しいことを始めるのは難しい。
「人生に遅過ぎることはない」
「今日が人生で一番若い日」
様々な言葉があるけれど
聞き分けの良い大人であればあるほど
未知の世界であればあるほど
足が竦んでしまう。
それでも勇気を持って羽ばたく人がいる。
「私がやらなくて誰がやる」
導かれるように羽ばたける人がいる。
それが『間借り書房 いりえ』の店主だ。
🐈🐈
『間借り書房 いりえ』は、運命に導かれるかのように今年2月に開店した。
開業のきっかけは、馴染みの本屋の閉店、店主の職場環境の変化、実家からの「この大量の本、そろそろどうにかしなさいよ」などなど、
店主曰く「私がやらなくて誰がやる」の好条件が揃ったからだという。
「えいやっ!」と飛び込んで挑戦する人の話を聞いているだけで元気を貰える。
開店までの様子は、店主のnoteに綴られている。
https://note.com/magarishobo_irie
わたしは『いりえ』という名前に惹かれ、いつか行ってみたいと思っていた。
夕暮れ時、春の柔らかな風が吹く神保町を小走りに、『間借り書房 いりえ』へ。
そこには、古い友人と再会したかのような居心地の良さがあった。
そうか。わたしは今日、元気になりたくて本屋へ来たのだ。
🐈🐈
早速、1冊の本に呼ばれた気がした。
それは店主のZINEだった。
『つぶつぶ10年』
題名の通り、店主が個人Twitterでつぶつぶと呟いた『10年分』の全記録である。
TwitterがXになったあの日。
店主は今までのTweetを「何としてでも残さねば」と思い立った。
そして10年分のつぶやきを一気にダウンロードし、気合いでWordにコピペしまくって1冊の本にした。
「Twitterのアイコン感を出したくて、全てのTweetのあたまにマル(◯)を手入力したんです」
たまたま開いたページに、この言葉。
---------------------------------
◯ 2016年4月27日
アリアナ・グランデになりたい
---------------------------------
(『つぶつぶ10年』18頁より引用)
・・・・・・買います!
店主の日常の10年分。
これがまた、すっっっごく面白い。
ひとりのヒトを10年間、定点観測してみると、不思議と見えてくるものがある。
定期的におしるこを欲する周期があったり、
『顔に見えるポスト』に癒されたり。
飄々と日常を呟いているようで、店主の美学が伝わってくる。
それは「言葉には力があるから、なるべく愉快な言葉を綴りたい」という信念だ。
他人の頭の中を覗くのはとっても面白い。
スマホの小さな画面ではなく、紙で読む愉しさもある。
🐈🐈
『つぶつぶ10年』が出版された背景も面白い。
ある日、店主は「何としてでも文学フリマに出なければ」と思った。
文学フリマに出るには、自分の本が必要だ。
そこで閃いた。
「よし、Twitter10年分をまとめて1冊の本にしよう」と。
わたしはこの背景にも勇気を貰った。
というのも、この日、わたしはとある人に「どうやったらライターになれるか」という相談をしていたからだ。
その人は否定的な言葉を好んで遣っていた。
その日、一番引っかかった言葉があった。
「本なんか書けると思うの?」
わたしは「(誰でも何かしら書いたら書けるのになぁ)」と心の中で呟き、退席した。
誰だって、自分だけの言葉を持っている。
周りから称賛されなくてもいい。
自分が「書きたい」と思うなら、書いたらいいじゃないか。
「自分だけの本を創りたいなぁ」「そうだ、私にはTwitterがあるじゃないか」という閃き力に勇気を貰った。
しょんぼりしていたわたしの心が、どんどん元気になっていく。
『つぶつぶ10年』をとても気に入ったわたしは、店主に声を掛けた。
店主さん、アリアナ・グランデのくだり、ブログに書いてもいいですか?
「いいですよ」
いいんですか!?
🐈🐈
帰り際、わたしは「自分だけの言葉で文章を書きたい」という情熱を店主に打ち明けた。
すると店主は二つ返事で、
「じゃあ『書く人』を集めたイベントをやりましょう」
「私も『書くイベント』をやりたいなと思っていたんですよ」
と仰った。
凄い早さで想いが具現化していく。
本当に嬉しかった。
店主は『いりえ』を
「本をきっかけに人が交わる場所」
にしたいのだろうなと思った。
🐈🐈
新しい春。
新しい挑戦をしている貴方へ。
貴方なら何でも出来ます。
歩みたい道を歩みたい通りに進もう。
貴方の力で羽ばたけます。
背中を押す言葉が必要なら
入り江のような場所がある。
『間借り書房 いりえ』の間借り出店は今年6月末迄。
「えいやっ!」と羽ばたきたい貴方に届きますように🪽
「人生に遅過ぎることはない」
「今日が人生で一番若い日」
様々な言葉があるけれど
聞き分けの良い大人であればあるほど
未知の世界であればあるほど
足が竦んでしまう。
それでも勇気を持って羽ばたく人がいる。
「私がやらなくて誰がやる」
導かれるように羽ばたける人がいる。
それが『間借り書房 いりえ』の店主だ。
🐈🐈
『間借り書房 いりえ』は、運命に導かれるかのように今年2月に開店した。
開業のきっかけは、馴染みの本屋の閉店、店主の職場環境の変化、実家からの「この大量の本、そろそろどうにかしなさいよ」などなど、
店主曰く「私がやらなくて誰がやる」の好条件が揃ったからだという。
「えいやっ!」と飛び込んで挑戦する人の話を聞いているだけで元気を貰える。
開店までの様子は、店主のnoteに綴られている。
https://note.com/magarishobo_irie
わたしは『いりえ』という名前に惹かれ、いつか行ってみたいと思っていた。
夕暮れ時、春の柔らかな風が吹く神保町を小走りに、『間借り書房 いりえ』へ。
そこには、古い友人と再会したかのような居心地の良さがあった。
そうか。わたしは今日、元気になりたくて本屋へ来たのだ。
🐈🐈
早速、1冊の本に呼ばれた気がした。
それは店主のZINEだった。
『つぶつぶ10年』
題名の通り、店主が個人Twitterでつぶつぶと呟いた『10年分』の全記録である。
TwitterがXになったあの日。
店主は今までのTweetを「何としてでも残さねば」と思い立った。
そして10年分のつぶやきを一気にダウンロードし、気合いでWordにコピペしまくって1冊の本にした。
「Twitterのアイコン感を出したくて、全てのTweetのあたまにマル(◯)を手入力したんです」
たまたま開いたページに、この言葉。
---------------------------------
◯ 2016年4月27日
アリアナ・グランデになりたい
---------------------------------
(『つぶつぶ10年』18頁より引用)
・・・・・・買います!
店主の日常の10年分。
これがまた、すっっっごく面白い。
ひとりのヒトを10年間、定点観測してみると、不思議と見えてくるものがある。
定期的におしるこを欲する周期があったり、
『顔に見えるポスト』に癒されたり。
飄々と日常を呟いているようで、店主の美学が伝わってくる。
それは「言葉には力があるから、なるべく愉快な言葉を綴りたい」という信念だ。
他人の頭の中を覗くのはとっても面白い。
スマホの小さな画面ではなく、紙で読む愉しさもある。
🐈🐈
『つぶつぶ10年』が出版された背景も面白い。
ある日、店主は「何としてでも文学フリマに出なければ」と思った。
文学フリマに出るには、自分の本が必要だ。
そこで閃いた。
「よし、Twitter10年分をまとめて1冊の本にしよう」と。
わたしはこの背景にも勇気を貰った。
というのも、この日、わたしはとある人に「どうやったらライターになれるか」という相談をしていたからだ。
その人は否定的な言葉を好んで遣っていた。
その日、一番引っかかった言葉があった。
「本なんか書けると思うの?」
わたしは「(誰でも何かしら書いたら書けるのになぁ)」と心の中で呟き、退席した。
誰だって、自分だけの言葉を持っている。
周りから称賛されなくてもいい。
自分が「書きたい」と思うなら、書いたらいいじゃないか。
「自分だけの本を創りたいなぁ」「そうだ、私にはTwitterがあるじゃないか」という閃き力に勇気を貰った。
しょんぼりしていたわたしの心が、どんどん元気になっていく。
『つぶつぶ10年』をとても気に入ったわたしは、店主に声を掛けた。
店主さん、アリアナ・グランデのくだり、ブログに書いてもいいですか?
「いいですよ」
いいんですか!?
🐈🐈
帰り際、わたしは「自分だけの言葉で文章を書きたい」という情熱を店主に打ち明けた。
すると店主は二つ返事で、
「じゃあ『書く人』を集めたイベントをやりましょう」
「私も『書くイベント』をやりたいなと思っていたんですよ」
と仰った。
凄い早さで想いが具現化していく。
本当に嬉しかった。
店主は『いりえ』を
「本をきっかけに人が交わる場所」
にしたいのだろうなと思った。
🐈🐈
新しい春。
新しい挑戦をしている貴方へ。
貴方なら何でも出来ます。
歩みたい道を歩みたい通りに進もう。
貴方の力で羽ばたけます。
背中を押す言葉が必要なら
入り江のような場所がある。
『間借り書房 いりえ』の間借り出店は今年6月末迄。
「えいやっ!」と羽ばたきたい貴方に届きますように🪽