うちのねこさんは保護猫で、
猫の保護施設に来る前は
“おばあちゃん” の家にいた。

おばあちゃんはひとりで暮らしていた。

おばあちゃんの家は
「保護」という名のもと、
人間の孤独を紛らわすために、
たくさんの野良猫を連れ帰ってしまう
多頭飼育崩壊のおうちだった。

おばあちゃんは、雄でも雌でも、
「紅（べに）」と名付けていた。
うちの仔の猫ワクチン接種証明書にも
「紅ちゃん」と書いてあった。

猫を捨てた人の孤独。
おばあちゃんの孤独。

頭の中がぐるぐるした。

紅ちゃんは夜鳴きが凄かったらしい。
おばあちゃんのうちは、猫のケージがいつも足りなかった。
うるさくて眠れないので、紅は、浴室のバスタブに閉じ込められていたらしい。

「いつもひとりだったから、他の猫への接し方が分からないかもしれません。」

保護施設のおねえさんが教えてくれた。
そして紅ちゃんに、新しい名前をつけてくれた。
紅ちゃんが新しい “猫生” を歩み始めた季節に咲く植物の名前だ。

その名前をとても気に入ったわたしは、
我が家でも同じ名前で暮らしてもらうことにした。


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いや、うちの子は本当に良い子なんですよ！
優しくて性格が良くて可愛くて、この世の全てが詰まってるんですよ！
ぜんぜんうるさくないしね！
信じられないくらい鳴き声が可愛いんですよ！

保護施設でも、他の猫たちをお世話しまくってて、愛情深い優しい子でね！！
寂しそうにしている猫さんに寄り添ってお昼寝してあげたりね！
本当に心の清らかなキャットです！！

猫は人間でいうと5歳児くらいの知能、なんて言う人もいますけど、
うちの子は14歳くらいの知能ですね！！
教えてないだけで、iPhoneとか余裕で使いこなせると思いますけどね！
それで起業とか出来そうな感じしますけどね！


そんなことをいつも考えながら、
お猫様にお仕えする日々です。


猫さんや犬さんたちに、
全ての小さい家族たちに、
あたたかいお家が見つかりますように。


　　　　　　　　🏠🐈🐈🏠