高校生の頃、海外の姉妹校へ行ったことがある。
ある日、引率の先生と街を歩いていると、道行く人から「日本人め」と罵られた。

道を歩いているだけで、見知らぬ人から悪意を投げつけられた。
小さい事かもしれないが、どうしても傷付いてしまう。

そんな時、引率の先生が教えてくれた。
「良い人もたくさん居ることを忘れないで」

日本より人口が多いこの国で、悪い人にもたくさん出会うかもしれない。
それは良い人にもたくさん出会えるということだよ。
だから見知らぬ人のたったひとつの悪意で、この国を嫌いにならないで、と。


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わたしはタイッツーがだいすきだ。
居心地の良い、優しい世界を気に入っている。
気に入っているからこそ、大切にしたいと思ってしまう。
その気持ちは時に邪魔になる気もする。

SNSは真面目にやらなくていいよ、気軽にね、と自分自身に伝えるようにしているけれど、こんなブログをわざわざ書いている気質がもう真面目過ぎる気もする。

もしかすると「SNSは雑に／気軽に」の真意は分からなくてもいいのかもしれない。
どこかで誰かがゲームをしていたり、眠れない夜にPTLを遡上したり、時にどこかへお出かけしたり。

どこかで誰かが楽しく暮らしている。

そんなSNSがあるだけで幸せなことかもしれない。


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タイッツーをやっていると、グッとくる言葉によく出会う。
それはみんながのんびりのびのび、日々の暮らしを投稿しているからだと思う。

猫の日に『キャッ党忍伝てやんでえ』を語る公式アカウント。

リバーシの勝敗に一喜一憂する2人を見守る人々。

きのこの山とたけのこの里の話は、ついつい盛り上がっちゃうたいつのみんな。

みんな、みんな、大好きだ。

タイッツーをやっていると、心の底からたいつのみんなの幸せを願ってしまう。
それは私だけではないはずだ。
おやすみたいつの時間にPTLを眺めると、いろんなたいつさんがみんなの幸せを願っている。

そうそう、あの国の人たちも、やさしい人がたくさん居た。
誰かが戦争の話をし始めた時、私のことを思って、「日本にもスケート場はあるの？」と話題を変えてくれたお母さん。
私が好きな料理をわざわざ作ってくれたお父さん。
言語が違っても、私にやさしさを向けてくれる人はたくさん居た。

たくさんのやさしさを忘れないようにしたい。

たくさんの煌めく出会いがありますように。


たいつのみんなへ。
おやすみたいつ。