卵焼きについての長い文章(卵焼きについては書いていない)
公開 2024/05/06 00:15
最終更新
2024/05/06 00:34
僕は小説などの創作をしているし、レビューの投稿もしている。ときもある。していないときもある。していないとき、僕は文章を書いて、読み直してうんざりして書いたことを忘れる。
僕は小説を書けない。僕はレビューあるいは評論を書けない。
僕はばかだから、と書こうとして(書いてるじゃん)、まずバカという言葉は使わない方がいい言葉だと思い、そうやって考えることを放棄してはいけないと思う。なので考えをすすめる。
僕が自分で書いた文章を読み直すとき、2つうんざりすることがある。ひとつは、文が理解不能であるとき。一文一文は理解できるけど、それらが連なって一体何を描いているのかわからない。ふたつめは、あまりに明確なことをもったいぶった文体で執拗に書いているとき。例えれば、卵焼きについて書くときに「卵焼きというものは卵を焼いたものです。卵は黄色くて、いえ、透明なところもありますが、焼くと白くなります。黄色と透明のところを混ぜて焼くと全体は黄色くなるのです。それを食べます」みたいな感じだ。みんなそんなことは知っている。卵焼きだ、いただきます、それだけ。
卵焼きについて書いている文ではあまりうんざり感が伝わらない。
こうして書いているうちに、読み返して消そうとする心の働きがある。
ので、もう書くのをやめて公開することにする。
僕は小説を書けない。僕はレビューあるいは評論を書けない。
僕はばかだから、と書こうとして(書いてるじゃん)、まずバカという言葉は使わない方がいい言葉だと思い、そうやって考えることを放棄してはいけないと思う。なので考えをすすめる。
僕が自分で書いた文章を読み直すとき、2つうんざりすることがある。ひとつは、文が理解不能であるとき。一文一文は理解できるけど、それらが連なって一体何を描いているのかわからない。ふたつめは、あまりに明確なことをもったいぶった文体で執拗に書いているとき。例えれば、卵焼きについて書くときに「卵焼きというものは卵を焼いたものです。卵は黄色くて、いえ、透明なところもありますが、焼くと白くなります。黄色と透明のところを混ぜて焼くと全体は黄色くなるのです。それを食べます」みたいな感じだ。みんなそんなことは知っている。卵焼きだ、いただきます、それだけ。
卵焼きについて書いている文ではあまりうんざり感が伝わらない。
こうして書いているうちに、読み返して消そうとする心の働きがある。
ので、もう書くのをやめて公開することにする。
登場人物
〈僕〉
・象工場勤務
・KとHと暮らしている
・好きなのみものは葛根湯
〈K〉
・一歳ちょっと
・好きなのみものは麦茶
〈H〉
・よくわからないけど部品をつくる仕事をしている
・好きなのか知らないけどコーヒーをよく飲んでいる
〈僕〉
・象工場勤務
・KとHと暮らしている
・好きなのみものは葛根湯
〈K〉
・一歳ちょっと
・好きなのみものは麦茶
〈H〉
・よくわからないけど部品をつくる仕事をしている
・好きなのか知らないけどコーヒーをよく飲んでいる
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