読了&視聴 小市民シリーズ
公開 2025/10/11 09:23
最終更新
2025/10/11 09:23
ネタバレ含

小説を一気読みしてからアニメ全話視聴。その感想です。どうしても原作とアニメの比較になってしまいますが許して
【ナイスと思った改変・アニオリ】
・5話の伯林あげぱんの謎にて、欠席した部員を瓜野くんということにしたこと(原作ではモブ幽霊部員だった)。新聞部で名を上げたい瓜野君があげぱんなんて下らねぇと欠席した、という理由も納得できるし、のちに栗きんとん事件で活躍する(?)と考えるといい伏線になってたと思う。あと、シリーズだけ追ってると五日市くんと小鳩くんは栗きんとんでは初対面だが、この番外編を混ぜることによって五日市君と面識有りの上で頼みごとをする、というのもスムーズに見える。
・小鳩くんの実家が和菓子屋になってたこと(原作ではそういう設定無し)。甘いものがあまり好きではない(が実家が和菓子屋の)小鳩くん=狐と、甘いものが大好き(特に洋菓子)な小佐内さん=狼、という二人の人間性が象徴的に見える設定になってたと思う。和菓子と洋菓子は違うけどお菓子という点では同じカテゴリだよね的な。
【気に入らなかった改変】
・いちごタルト事件のラストらへんで二人がやったことが「ネカフェで」五百旗頭という苗字には気をつけろとサカガミの写真付きで告発した、になっていたこと。原作では、二人がやったことは五百旗頭という苗字には気をつけろと「金融機関に電話して」回った(ちょっと記憶曖昧だけど、サカガミの写真は郵送だったかな)。金融機関というワード無しに「ネカフェで告発」は見方によっては「ネットでよくない噂を拡散する」に見える。それがどういうことか、二人がわかってなかったわけないだろうからまさか拡散という形は取ってないだろう…だけど、拡散させたのかと思わせるような見せ方はよくない。まあ、単純に「電話して回る」は現代にはそぐわない(アナログすぎる)という判断で改変したのだろうと思うけど…。あとアニメを観た人がいたずらで真似する可能性考慮してとかか…?
【アニメを観た感想】
・原作はラノベっぽいと言った記憶はあるけどラノベではないので、人間ドラマの見え隠れする台詞や場面は多々あったのに尺の都合で色々削られてしまったのは残念に思った。
・原作がラノベっぽいと私が感じた理由は「小鳩くんと小佐内さんはいかにもアニメのキャラクターっぽい。それぐらい濃いキャラをしている」「地の文の小鳩くんがおしゃべり」だからだと気づく。逆に言うとその点以外ではラノベっぽさは無い。他の登場人物は人間味あったし。実際アニメ化したら小鳩くんと小佐内さんは良い意味でアニメにいるっぽい映えるキャラクターになっていた。
・いきなり別の場所に飛ぶ演出について。同じ場所で長々会話だけのシーンが続くのは視聴者側は飽きる・カメラアングルを変えるのにも限界がある→別の場所に飛ばして視聴者を飽きさせないようにしよう、という意図を感じた。おしゃれには見えていたのであのおしゃれな感じがいいという視聴者はいるかもしれない。原作小説の映像化の永遠の課題かもしれない、と思った。(特にミステリーの解決編)
・小佐内さんは1年かけて京都の大学に来いと小鳩くんに言った、と私は解釈した。京都編を望む読者は私の観測できる範囲では多かったし、私も京都編よみてぇ~って思うけど、実際大学生になって京都編始まりましたっていう小市民シリーズが刊行されちゃったら興ざめしそうな自分がいる(読むだろうけど)。

小説を一気読みしてからアニメ全話視聴。その感想です。どうしても原作とアニメの比較になってしまいますが許して
【ナイスと思った改変・アニオリ】
・5話の伯林あげぱんの謎にて、欠席した部員を瓜野くんということにしたこと(原作ではモブ幽霊部員だった)。新聞部で名を上げたい瓜野君があげぱんなんて下らねぇと欠席した、という理由も納得できるし、のちに栗きんとん事件で活躍する(?)と考えるといい伏線になってたと思う。あと、シリーズだけ追ってると五日市くんと小鳩くんは栗きんとんでは初対面だが、この番外編を混ぜることによって五日市君と面識有りの上で頼みごとをする、というのもスムーズに見える。
・小鳩くんの実家が和菓子屋になってたこと(原作ではそういう設定無し)。甘いものがあまり好きではない(が実家が和菓子屋の)小鳩くん=狐と、甘いものが大好き(特に洋菓子)な小佐内さん=狼、という二人の人間性が象徴的に見える設定になってたと思う。和菓子と洋菓子は違うけどお菓子という点では同じカテゴリだよね的な。
【気に入らなかった改変】
・いちごタルト事件のラストらへんで二人がやったことが「ネカフェで」五百旗頭という苗字には気をつけろとサカガミの写真付きで告発した、になっていたこと。原作では、二人がやったことは五百旗頭という苗字には気をつけろと「金融機関に電話して」回った(ちょっと記憶曖昧だけど、サカガミの写真は郵送だったかな)。金融機関というワード無しに「ネカフェで告発」は見方によっては「ネットでよくない噂を拡散する」に見える。それがどういうことか、二人がわかってなかったわけないだろうからまさか拡散という形は取ってないだろう…だけど、拡散させたのかと思わせるような見せ方はよくない。まあ、単純に「電話して回る」は現代にはそぐわない(アナログすぎる)という判断で改変したのだろうと思うけど…。あとアニメを観た人がいたずらで真似する可能性考慮してとかか…?
【アニメを観た感想】
・原作はラノベっぽいと言った記憶はあるけどラノベではないので、人間ドラマの見え隠れする台詞や場面は多々あったのに尺の都合で色々削られてしまったのは残念に思った。
・原作がラノベっぽいと私が感じた理由は「小鳩くんと小佐内さんはいかにもアニメのキャラクターっぽい。それぐらい濃いキャラをしている」「地の文の小鳩くんがおしゃべり」だからだと気づく。逆に言うとその点以外ではラノベっぽさは無い。他の登場人物は人間味あったし。実際アニメ化したら小鳩くんと小佐内さんは良い意味でアニメにいるっぽい映えるキャラクターになっていた。
・いきなり別の場所に飛ぶ演出について。同じ場所で長々会話だけのシーンが続くのは視聴者側は飽きる・カメラアングルを変えるのにも限界がある→別の場所に飛ばして視聴者を飽きさせないようにしよう、という意図を感じた。おしゃれには見えていたのであのおしゃれな感じがいいという視聴者はいるかもしれない。原作小説の映像化の永遠の課題かもしれない、と思った。(特にミステリーの解決編)
・小佐内さんは1年かけて京都の大学に来いと小鳩くんに言った、と私は解釈した。京都編を望む読者は私の観測できる範囲では多かったし、私も京都編よみてぇ~って思うけど、実際大学生になって京都編始まりましたっていう小市民シリーズが刊行されちゃったら興ざめしそうな自分がいる(読むだろうけど)。
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