読了 獣の奏者
公開 2025/09/20 12:47
最終更新
2025/09/20 12:47
ネタバレ含


ハイファンタジーのため、最初は世界観やキャラクターを把握するために必死についていきながらの読書。
エリンという女性の人生を追うように物語が進んでいくので、物語の途中で登場した人物が死ぬのはわりと当たり前に描かれる。(ジョウンおじさんが亡くなったのは本当に悲しかった…)
当時、2巻で(作者の中では)完結したらしいのだけど、アニメ化を機に4巻で完結編と題して物語が終わる。
エリンという女性の人生を追う…と書いたけど、読んでいくうちにだんだん「人生を追っている」のか「歴史を辿っている」のかわからなくなる。特に後半は政治が絡みに絡んだ歴史じゃん、という感じ。
なんというか、エリンは間違いなく物語の主軸ではあったとは思うのだけど、主人公か?と言われるとうーん…。エリンを主人公としてみるならば、この物語の終わらせ方はやるせなさしか残らない。何故かって、エリンには幸せな余生を送って欲しかったんだよ!息子と夫を残してその若さで亡くなっちゃ救われないよ!!(私が)と、思わずにはいられない。大人になるにつれ笑わなくなっていくエリンを見るのはとてもつらかった、だからこそ幸せになってほしかったのに…と思う。
エリンやその周りのキャラに愛着が湧いていた自分としては終わり方に納得がいかなかった。けれどハイファンタジーの歴史ものと考えればとても完成度が高いシリーズだと思う。児童書というジャンルの中にあるので、ある程度の年齢に達していれば歴史や政治の流れも把握できると思うし、ファンタジーはあんま読み慣れてないんだよな、という人でもこれは読みやすいんじゃないかと思う。そういう面ではおすすめできる。ただしキャラクターにあまり肩入れしすぎは禁物、と言い添えたい(ネタバレになるので言わないけど)。


ハイファンタジーのため、最初は世界観やキャラクターを把握するために必死についていきながらの読書。
エリンという女性の人生を追うように物語が進んでいくので、物語の途中で登場した人物が死ぬのはわりと当たり前に描かれる。(ジョウンおじさんが亡くなったのは本当に悲しかった…)
当時、2巻で(作者の中では)完結したらしいのだけど、アニメ化を機に4巻で完結編と題して物語が終わる。
エリンという女性の人生を追う…と書いたけど、読んでいくうちにだんだん「人生を追っている」のか「歴史を辿っている」のかわからなくなる。特に後半は政治が絡みに絡んだ歴史じゃん、という感じ。
なんというか、エリンは間違いなく物語の主軸ではあったとは思うのだけど、主人公か?と言われるとうーん…。エリンを主人公としてみるならば、この物語の終わらせ方はやるせなさしか残らない。何故かって、エリンには幸せな余生を送って欲しかったんだよ!息子と夫を残してその若さで亡くなっちゃ救われないよ!!(私が)と、思わずにはいられない。大人になるにつれ笑わなくなっていくエリンを見るのはとてもつらかった、だからこそ幸せになってほしかったのに…と思う。
エリンやその周りのキャラに愛着が湧いていた自分としては終わり方に納得がいかなかった。けれどハイファンタジーの歴史ものと考えればとても完成度が高いシリーズだと思う。児童書というジャンルの中にあるので、ある程度の年齢に達していれば歴史や政治の流れも把握できると思うし、ファンタジーはあんま読み慣れてないんだよな、という人でもこれは読みやすいんじゃないかと思う。そういう面ではおすすめできる。ただしキャラクターにあまり肩入れしすぎは禁物、と言い添えたい(ネタバレになるので言わないけど)。
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