20231116読了 教室が、ひとりになるまで
公開 2023/11/17 00:52
最終更新
2023/11/17 00:53
同じ作者の別の小説(『六人の嘘つきな大学生』『俺ではない炎上』)を既に読んでいたので、そういうものを予想していたら、予想外の方向の作品だった。
嘘を見抜く能力が付与された高校生主人公が犯人などを暴くミステリー。犯人当て自体は割と早い段階で見破られる。が、実は犯人を当てるだけでは殺人は終わらない。本番は中盤から。
最後の方は伏線回収がとても忙しい。あと、伝えたいことが多すぎたのか色々な人の人生や言い分を詰め込みすぎと感じた。
調べたところこの小説は作者の初期の作品っぽい。私が読んだものは洗練されていった作品だったからあんなに面白いと感じたのかもしれない。(この作品がつまらないと言いたいわけではない)