読了 アダルト・チルドレン-自己責任の罠を抜けだし、私の人生を取り戻す
公開 2025/01/23 19:09
最終更新
2025/01/23 19:10

自分はアダルトチルドレンなのではないか、と疑って手に取ったわけではない、全く別の理由で手に取った本。読んでみてびっくりした。自分がACとは思っていなかった(なんならACという言葉すらもよく知らなかった)のだが、バチバチに当事者だった。
「自分がACと思って楽になれるならACだと思ってよい、逆に自分はACと思うことによって苦しいならそう思わなくてもよい」「(ACは厳密には親が原因という意味ではないが)一旦親のせいにしてもよいのではないか、今まで散々苦しんできたのだから」といった言葉を読んで、ものすごく気持ちが楽になった。
読んでいる最中、耳当たりのいい言葉ばかりだなあ、と感じた時点では「宗教的な言葉なのではないか」と思ったりもした。ハマったら抜け出せない、周りが見えなくなる言葉なのではないかと危惧した。ので、その道に詳しい人(訪問看護さん)に「ハマっているようだったら教えてほしい」と相談した。ら、「ハマってるならとっくにハマってると思うから違うと思う」と言われ、どうやら違うらしい。
読んでいて今まで思い出さなかった(あえて蓋をしていた)記憶が蘇ってきた。親や家族に関する、自分が苦しいとかつて感じていたものたちが溢れかえって、読書中、ちょっと大変だった(思いだしたはいいもののまた記憶に蓋をしてしまいそうで、メモを取るのに必死だった)。
人生レベルで衝撃を与えられたので、図書館で借りた本だけど購入してもよいかもしれないと思った。