読書歴16 1998〜1999頃その4 中央公論新社C☆NOVELSファンタジア
公開 2024/09/17 18:21
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今はもう刊行数がおそろしく少なくなりましたけど、新書サイズの小説、ノベルスが沢山出ていた時代がありました。今でもいくつかはありますし、講談社ノベルスのミステリ系や、トクマノベルズの銀英伝なんかは以前から読んでいましたけど。
デルフィニア戦記(茅田砂胡)のおかげでそのあたりの棚を再認識しまして、とくに中央公論新社C☆NOVELSファンタジアを中心に結構読み漁っていました。
その中でも好きな作家さんが以下の御三方でした。ちなみにレーエンデ国物語の多崎礼さんはもうちょっと後のデビューです。
◯ 三浦真奈美
調べるとコバルト文庫の方なんですね。多分C☆NOVELSファンタジアで出た作品は全て読んだはずなのですが、中でも「女王陛下の薔薇」はマイベストラノベとしてトップ30くらいに常に入れる作品です。
自分が乗り続けられなかったレールを横目に、「本当は乗り続けるべきだったんだけど、でも乗り続けられない」と自己肯定しながら自分の道を切り開く、そういう話が好きなんです。
◯ 赤城毅
まずは「帝都探偵物語」。大正時代が舞台で、探偵といいつつミステリというよりは若干ジュブナイルな伝奇ものでした。あと各巻タイトルが好み。調べてみたら、最後の3冊読んでないや・・
一番はまったのは、「ノルマルク戦記」。途中、中央公論新社となにかあったらしく、中断して集英社にうつったのですけど、追いかけて最後まで読みました。大団円というには重たい結末だったようには思いますが、でも名作だと思います。
数年前に、本名で書かれている岩波新書の「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」が話題になっていて、読まなきゃなあと思いつつまだ読めてないのが気になっています。
◯ 荻原規子
「西の善き魔女」に当時はすっかりはまっていました。でも、実はもうほとんど記憶が無い・・
あとはC☆NOVELSではないんですが、最も有名なのは徳間書店で出ている、いわゆる勾玉3部作、古代和風ファンタジーの金字塔だと思います。
一番好きな作品は、「樹上のゆりかご」。自分にはとても共感できるお話でした。公立トップ進学校の自由さと、自由なはずなのに感じる閉塞感と、その閉塞感について同じレベルで話ができる友達と。
いつか自分に娘ができたら読んで欲しいなと思っていたけれど、ある時、でもこういうものは自分で出会うもので、親が与えるものではないなと思って手放しました。
結局うちの娘は、こういうものがささるタイプでは無さそうだなあと思う現在です。時代背景も違うし。
デルフィニア戦記(茅田砂胡)のおかげでそのあたりの棚を再認識しまして、とくに中央公論新社C☆NOVELSファンタジアを中心に結構読み漁っていました。
その中でも好きな作家さんが以下の御三方でした。ちなみにレーエンデ国物語の多崎礼さんはもうちょっと後のデビューです。
◯ 三浦真奈美
調べるとコバルト文庫の方なんですね。多分C☆NOVELSファンタジアで出た作品は全て読んだはずなのですが、中でも「女王陛下の薔薇」はマイベストラノベとしてトップ30くらいに常に入れる作品です。
自分が乗り続けられなかったレールを横目に、「本当は乗り続けるべきだったんだけど、でも乗り続けられない」と自己肯定しながら自分の道を切り開く、そういう話が好きなんです。
◯ 赤城毅
まずは「帝都探偵物語」。大正時代が舞台で、探偵といいつつミステリというよりは若干ジュブナイルな伝奇ものでした。あと各巻タイトルが好み。調べてみたら、最後の3冊読んでないや・・
一番はまったのは、「ノルマルク戦記」。途中、中央公論新社となにかあったらしく、中断して集英社にうつったのですけど、追いかけて最後まで読みました。大団円というには重たい結末だったようには思いますが、でも名作だと思います。
数年前に、本名で書かれている岩波新書の「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」が話題になっていて、読まなきゃなあと思いつつまだ読めてないのが気になっています。
◯ 荻原規子
「西の善き魔女」に当時はすっかりはまっていました。でも、実はもうほとんど記憶が無い・・
あとはC☆NOVELSではないんですが、最も有名なのは徳間書店で出ている、いわゆる勾玉3部作、古代和風ファンタジーの金字塔だと思います。
一番好きな作品は、「樹上のゆりかご」。自分にはとても共感できるお話でした。公立トップ進学校の自由さと、自由なはずなのに感じる閉塞感と、その閉塞感について同じレベルで話ができる友達と。
いつか自分に娘ができたら読んで欲しいなと思っていたけれど、ある時、でもこういうものは自分で出会うもので、親が与えるものではないなと思って手放しました。
結局うちの娘は、こういうものがささるタイプでは無さそうだなあと思う現在です。時代背景も違うし。