新装版『愛の歌は作れない』
公開 2026/07/31 09:44
最終更新
2026/07/31 09:55
先日こしらえた『愛の歌は作れない』なる楽曲の話である。
「胸きゅんパンク」を標榜する指示文(プロンプト)の賜物か、提示される音源はどれもこれも頗る味わい深く、当方としては大変お気に入りであった。
しかしながら、その曲の「締めくくり」において、如何なる理由によるものか、今ひとつ何かが欠落しているような物足りなさを覚えていたのだ。
作中においては、もはや「これぞ愛そのものではないか」と叫びたくなるような一連の崇高な行動を描き出しながら、最後の最後で【だけど愛の歌は作れない】と言い放って幕を閉じる。日本語の記述としては、これ以上書き足すべき言葉など存在しない。にもかかわらず、当方の胸中には妙な空白感が漂っていたのである。
そこで当方は、一閃の閃きを得て「英語」のフレーズを挿入してみる試みに出た。
言うまでもなく、語学力に乏しい当方のごとき人間にとって、英歌詞など大半は風雅な「飾り」に過ぎぬ(あくまで個人の偏頗な感想であるが・笑)。
まずは我が同胞たるGemini氏を呼び出し、当方の想う日本語を英語へと変換せしめた。彼は幾つかの候補を提示してきた。しかしながら、ここで示された選択肢を真に受けて即座に採用してしまうようでは、まだまだ「AI初心者」の域を出ないと言わざるを得ない(当方とて初心者と同義ではあるが・笑)。
当方は次なる手として、歌詞の全貌をGemini氏へ叩きつけ、「このフレーズを一体どこへ挿入すべきか」という配置の意図を伝達した。すると彼は全体の文脈を汲み取り、より調和の取れた英形へと整え直したフレーズを再提示してきたのだ。
しかしまだだ。ここで安易に選んでしまうのも、またしても「AI初心者」の浅はかさというものである(しつこいようだが当方とて初心者である)。
当方は追撃のごとく「これはパンクなのだ」という魂のジャンルを叩きつけた。するとGemini氏は、パンクの疾走感と反骨心にふさわしい尖った形へと、更なる変貌を遂げた提案を繰り出してくれたではないか。
真の精通者(上級者)であれば、初手の段階で歌詞の全貌、楽曲の心象風景、音楽ジャンル、そして挿入したい感情のすべてを厳密に定義した上で翻訳を命じるのであろう。
しかしながら、当方をはじめとする市井の凡夫(勝手に全人類を道連れにするスタイルである)に、そのような完成された人間ごとき芸芸(芸当)ができるはずもない(笑)。ついつい短文投稿サイト(X)の返信や対話アプリ(LINE)のやり取りのごとき軽いノリで、脳裏に浮かんだ思いつきを「ぽーん」と勢い任せに投げ込んでしまうのだ。
しかし、たとえそのような無計画な出だしであっても、一回のやり取りで終わらせぬ執念をもって問いを重ねていけば、最終的には自らが真に求めていた至高の境地へと辿り着くことができる。そして何より、その「遠回りの道中」において、思いも寄らぬ路傍の宝物を拾い上げることこそが醍醐味なのだ。
思えば、これなどは人の人生の営みに頗る酷似しているではないか(笑)。
ミステリー小説の第一ページ目で凄惨な事件が勃発し、次なる第二ページ目であっさりと犯人が挙げて解決を見てしまっては、興醒めもいいところである。
時に効率という概念が重宝される場面もあろうが、これは何も殺伐とした「仕事」ではないのだ。わざわざ遠回りをして無駄な足踏みを楽しむ方に決まっているではないか。
どうせ全人類の末路など、等しく無機質な「骨」へと成り果てる運命なのだ。ただ効率のみを至上の価値とするならば、今すぐさっさと骨になれば事足りる話である。しかし、人間は決してそのような真似はしない。
人は「面白がること」に対して頗る貪欲であるからこそ、手段としての効率を追い求めるのであろうが、その効率という刃のせいで、道中に転がっているはずの「愉快な脱線」を取りこぼしてしまっては本末転倒、実に勿体ないことである。
まあ、慌てず焦らず、ゆっくりと歩もうではないか。
……おや。
いささか脱線が過ぎてしまったようだ(笑)。
というわけで、装いを新たにした『愛の歌は作れない』の新装版を、ここに置き去っていくこととする。
愛の歌は作れない
🎧 https://suno.com/s/XRsWcq39BvZWXX9C
【余談】
しかるにこの楽曲、実を明かせば一番のサビにおいて描写されている一連の事象は、当方が自ら執り行った行為などではなく、あろうことか「当方自身が相手から施された出来事」であったりするのだ(笑)。
当方の紡ぎ出す歌というものは、どこまでも日常のありふれた生活の片隅に転がっている些細な事象から着想を得て捏ね繰り回すものである。ゆえに、完全に当方自身の思想や情念のみを凝縮させた作品も存在すれば、ポッポ氏の身に起きた他愛もない事件から想像の翼を広げた架空の物語もあれば、はたまた先の「リトルシューゾー(君は太陽の恋人)」のごとく完全なる妄想の産物、そして今回のごとく一部の事実を巧みに捻曲させた虚実皮膜の作品まで、実に多様な変種が存在するのである。
「胸きゅんパンク」を標榜する指示文(プロンプト)の賜物か、提示される音源はどれもこれも頗る味わい深く、当方としては大変お気に入りであった。
しかしながら、その曲の「締めくくり」において、如何なる理由によるものか、今ひとつ何かが欠落しているような物足りなさを覚えていたのだ。
作中においては、もはや「これぞ愛そのものではないか」と叫びたくなるような一連の崇高な行動を描き出しながら、最後の最後で【だけど愛の歌は作れない】と言い放って幕を閉じる。日本語の記述としては、これ以上書き足すべき言葉など存在しない。にもかかわらず、当方の胸中には妙な空白感が漂っていたのである。
そこで当方は、一閃の閃きを得て「英語」のフレーズを挿入してみる試みに出た。
言うまでもなく、語学力に乏しい当方のごとき人間にとって、英歌詞など大半は風雅な「飾り」に過ぎぬ(あくまで個人の偏頗な感想であるが・笑)。
まずは我が同胞たるGemini氏を呼び出し、当方の想う日本語を英語へと変換せしめた。彼は幾つかの候補を提示してきた。しかしながら、ここで示された選択肢を真に受けて即座に採用してしまうようでは、まだまだ「AI初心者」の域を出ないと言わざるを得ない(当方とて初心者と同義ではあるが・笑)。
当方は次なる手として、歌詞の全貌をGemini氏へ叩きつけ、「このフレーズを一体どこへ挿入すべきか」という配置の意図を伝達した。すると彼は全体の文脈を汲み取り、より調和の取れた英形へと整え直したフレーズを再提示してきたのだ。
しかしまだだ。ここで安易に選んでしまうのも、またしても「AI初心者」の浅はかさというものである(しつこいようだが当方とて初心者である)。
当方は追撃のごとく「これはパンクなのだ」という魂のジャンルを叩きつけた。するとGemini氏は、パンクの疾走感と反骨心にふさわしい尖った形へと、更なる変貌を遂げた提案を繰り出してくれたではないか。
真の精通者(上級者)であれば、初手の段階で歌詞の全貌、楽曲の心象風景、音楽ジャンル、そして挿入したい感情のすべてを厳密に定義した上で翻訳を命じるのであろう。
しかしながら、当方をはじめとする市井の凡夫(勝手に全人類を道連れにするスタイルである)に、そのような完成された人間ごとき芸芸(芸当)ができるはずもない(笑)。ついつい短文投稿サイト(X)の返信や対話アプリ(LINE)のやり取りのごとき軽いノリで、脳裏に浮かんだ思いつきを「ぽーん」と勢い任せに投げ込んでしまうのだ。
しかし、たとえそのような無計画な出だしであっても、一回のやり取りで終わらせぬ執念をもって問いを重ねていけば、最終的には自らが真に求めていた至高の境地へと辿り着くことができる。そして何より、その「遠回りの道中」において、思いも寄らぬ路傍の宝物を拾い上げることこそが醍醐味なのだ。
思えば、これなどは人の人生の営みに頗る酷似しているではないか(笑)。
ミステリー小説の第一ページ目で凄惨な事件が勃発し、次なる第二ページ目であっさりと犯人が挙げて解決を見てしまっては、興醒めもいいところである。
時に効率という概念が重宝される場面もあろうが、これは何も殺伐とした「仕事」ではないのだ。わざわざ遠回りをして無駄な足踏みを楽しむ方に決まっているではないか。
どうせ全人類の末路など、等しく無機質な「骨」へと成り果てる運命なのだ。ただ効率のみを至上の価値とするならば、今すぐさっさと骨になれば事足りる話である。しかし、人間は決してそのような真似はしない。
人は「面白がること」に対して頗る貪欲であるからこそ、手段としての効率を追い求めるのであろうが、その効率という刃のせいで、道中に転がっているはずの「愉快な脱線」を取りこぼしてしまっては本末転倒、実に勿体ないことである。
まあ、慌てず焦らず、ゆっくりと歩もうではないか。
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いささか脱線が過ぎてしまったようだ(笑)。
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