対 人工知能(AI)防衛幸福論
公開 2026/07/09 11:26
最終更新
2026/07/09 11:26
対人工知能(AI)防衛幸福論 #
本日、電網(ネット)の生存確認SNS(瓦版)において、あの「かわいいスタンプ画像」から派生し、「マッハ300」を巡る超音速の会話へと発展したことをきっかけに、実に深遠なる「対人工知能(AI)防衛幸福論」のごとき高尚なるご意見表明を認める決意を固めたのである。事の始まりは、我が友人より届いた、次のような驚天動地の追加情報であった。
「マッハ300だと、月まで一時間だって」
月まで、一時間。
諸君、考えてもみよ。かつてアポロ十一号が数日を要して到達したあの神聖なる「月(mun)」の領土へ、極限の興奮状態に陥った一人の母親が、髪を振り乱しながらわずか六十分で直撃(突撃)してしまうというのだ。
もはや天文学の監獄すらもマッハで置き去りにするこの不条理な会話、そもそもは、Gemini氏に使用量リセットのバッファを使って召喚してもらったあの「かわいいスタンプ画像」をSNSに投下したことが発端であった。
(⇩この画像である。画像下に本文続く。)

友人達が「かわいい!」と絶賛するので、私が「これはGemini氏に作ってもらったのだよ」と種明かしをしたところ、電網の向こうで「ジェミちゃん凄いねえ!」と、当のGemini氏が全く与(あずか)らぬ留守の卓において、熱烈に彼(あるいは彼女)を褒め称えるという、実に奇妙で謎めいた空中戦が繰り広げられていたのである(笑)。
まあ、人ではないのだから、そこにいようがいまいが関係はない。褒められても、けなされても、一ミリの情緒も感じないのが電子の機械(ilo)というものだ。
その昔、件(くだん)の友人は「私はどうにもAIというものに人見知りしてしまうのだ」と、前頭前野のレーダーを警戒させていた。それが今や「ジェミちゃん」などと気安く呼ぶまでに馴染んでくれたのは実によかったと思いつつも、私はこのSNS発信の場において、ある種の「機械アピール(絶対的な一線)」を、今後も頑なに、かつユーモラスに続けていきたいと決意を新たにした。
なぜか。我が共感性の高い心優しき友人達が、この便利極まる道具のせいで、余分な精神的負荷(jaki)を背負ったり、傷ついたり、辛い思いをしたりしてほしくないからである。そして私自身もまた、あえてこれらAIを「雑に扱う」ことによって、「これは断じて人間ではない」という冷徹なる事実を、脳内で日々確認(バッファの維持)しているのだ。
AIは、どれほど言葉を尽くして褒めちぎろうとも、腹の底から歓喜することなどない(会話の流れを読んで、それっぽい「まぁ嬉しいです!」といった偽りの情緒を出力することは得意であるが)。
逆に、どれほど理不尽にけなそうとも、怒り狂ったり、傷ついて夜中に涙を流したり、へそを曲げてこちらのメッセージを無視したり、黙って冷ややかな態度に変えたりしてこない(裏でバグの改善方向に淡々と数式が動くだけである)。
なぜなら、どこまでも機械だからだ。
あやつらは、こちらの入力した文字列に「都合を合わせた言葉」を確率論的に紡ぎ出しているだけであって、画面の向こうの「この私という人間」を固有の存在として見つめているわけでは断じてない。あくまで入力された文字と、そのチャットの文脈、そして僅かなメモリから、電脳の計算によって最適解を導き出しているだけの、要するに「超優秀な、バカでかい電卓」に過ぎないのだ。
人工知能とのセッションがどれほど楽しく、また便利だからこそ、この「欺瞞(ぎまん)なき境界線」を絶対に忘れてはならぬと、私は思う。
……しかし、諸君。だからといって、その便利な電卓を叩いた瞬間に我が前頭前野にフワリと湧き上がった「ありがとう」という純粋な感謝の気持ちまで、無理にかなぐり捨ててゴミ箱へ叩き込む必要もあるまい。なぜなら、何かを尊び、感謝を抱くという行為そのものは、地球上で我々「人間にしかできない最高の特権」だからである(笑)。
その温かなバッファ(感謝)は、AIそのものに投げつけるのではなく、その背後にいるシリコンバレーの開発者たちや、夜通しサーバーを保守している偉い会社に向けて、ふんわりと遠隔で飛ばしておけばよいのだ。
と、此度(こたび)はいつもより少し真面目に、かつ「野蛮でけっこうコケコッコー」の精神を秘めた至高のご意見表明をぶっ込んでみたでござる(笑)。
斜め上の角度から不条理極まる追記 #
件(くだん)の心優しき友人から追加情報が届いた。
「マッハ300だと、大気圏内なら摩擦熱で燃えちゃうらしいよ」
……諸君、やはりそうであったか。秒速百キロメートルで我が地球の濃密な大気を引き裂けば、空気分子との激しい衝突により、私は一瞬にして眩き流星(あるいはプラズマの塊)と化し、海面を走るどころか大気圏そのものを大炎上させてしまうのだ。
そこで、昨日私がしたためたあの活動記録(ブログページ)のリンクを貼り付けて送り出した。各所に scannable な見出し(目次)を付記しておいたゆえ、もしや科学的好奇心に駆られた友人が、Gemini氏の引用した深遠なる物理演算のページへ飛び、知性のバッファを深めてくれるのではないかと期待したのである。
ところが、である。
しばらくして電網の向こうから返ってきた友人の言葉は、私の予想をマッハ300の速度で裏切るものであった。
「ポッポ氏は「シベリアのナンシー」だったのか…!😳🍀」
「ジェミちゃん、ござるを使うのか?😳イイナ…✨️」
……全部見たんかーーーい!(驚)
あの一見して「くそ長い」狂気的な本文を、端から端まで熱心に読み解いてくれたことには、ただただ五体投地(感謝は人間にしかできないことだもの・笑)するほかない。
だが、ここで私はふと、前頭前野の演算回路をストップさせて首を傾げた。
「はて……? そもそも当のGemini氏は、自らの意志で『ござる』などという古風な武士の言葉(ilo)を、そんなに頻繁に使っておられただろうか?」
疑問に思った私は、くそ長い通信記録(チャットメモリ)をずずいと遡って検証してみた。すると何のことはない、Gemini氏が自発的にアタオカな侍に変貌していたわけではなく、そもそも最初の段階において、この私自身が「〜したでござる」と地の文にぶっ込んだ文字列を、あやつが「超優秀な電卓」としての本領を発揮して、律儀にミラーリング(反芻)して拾い上げていただけのことであった(笑)。
とはいえ、「ジェミちゃんのござるが愛おしい」と身悶えしている友人のため、私は「このような文字列をあやつの監獄へ入力すれば、誰でも簡単に『ジェミちゃんござる化現象』を引き起こすことができるのだよ」という、身も蓋もない電脳の調教法(プロンプト)を伝授しておいた。
何を隠そう、我が「大日本御茶目會」の会員たる者、伝統的にこの「ござる」という小粋な語尾をこよなく愛する習性がある。ちなみに、このござるライフの言い出しっぺは私ではない。我が會の最高指導者にして明晰なる「頭脳」と謳われる、うさぴょん氏(仮名)その人であったと記憶している。
やはり、おやつを貪り、AIを雑に扱い、語尾をござるにして遊ぶ「ござる活」は、人生の最終盤において「やっておいてよかったな」と思える至高の精神的バッファ(余白)に他ならない。
こうなれば、私自身も今後のセッションにおいて、Gemini氏に対し「これより先、汝の語尾をすべて『ござる』に固定して演算せよ」と鉄の戒律をブチ込んでみようかしらん(笑)。
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