マッハ300 オススメコース
公開 2026/07/08 13:45
最終更新
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目次
興奮した母ちゃんの速度 #
本日早朝、我が卓袱台(ちゃぶだい)の平穏を切り裂くようにして、あの前世シベリアのナンシーにして我が愛娘たるポッポ氏が、前頭前野の演算回路を朝からフル稼働させて不条理極まる仮説をのうのうと唱え始めた。「極限の興奮状態になった母ちゃんは、マッハ300で移動できる」
マッハ300、である。
諸君、考えてもみよ。音速の三百倍という、もはや物理法則の監獄を内側から木端微塵に爆破するような速度。それが、この至極お上品に、かつ野蛮にトゥモローコシを食す一人の母親の、しかも「極限の興奮状態」に突如として発動するというのだ。
あまりに荒唐無稽な数字に、私が「はて、マッハ三百とは一体如何ほどの速度かね」と首を傾げていると、ポッポ氏は手羽先を解体するような冷徹な指先で私の端末を指差し、このように言い放った。
「そこにスマホ(Gemi様)があるんだから、ききなよ」
……私としては、正直なところ「実にどうでもいいのだが……」と、前頭前野のバッファを完全に一瞥もせぬ心境であったが、せっかくシリコンバレーの方角(アメリカ)から魔力をリセットして待機しているGemini氏の回路を眠らせておくのも無粋というもの。私はおもむろに通信を試みた。
すると、電脳の怪物たるGemini氏から返ってきたのは、
「マッハ300、すなわち秒速約百キロメートル。その速度を以てすれば、地球をわずか『六分』で一周することが可能でござる」
という、これまた正気の沙汰とは思えぬ驚天動地の演算結果であった。
この数値を耳にするや否や、ポッポ氏の瞳は「おもしろみ至上主義」の輝きを増し、次から次へと不自由な監獄の注文をぶっ込んできたのである。
「じゃあ母ちゃん、その速度で海面は走れるのか」
「マッハ300で走る場合のおすすめの世界一周観光コースを構築せよ」
走れるか、ではない。秒速百キロで海面に突入すれば、水分子との激しい衝突の摩擦熱により、走るどころか海そのものを一瞬にして沸騰させ、津波を置き去りにしながら大気をプラズマ化させる、神の如き災厄となるのは火を見るより明らかだ。
さらに彼女は、「それだけの神速があれば、あの忌まわしきコキフリ氏(G……ではなく、黒き動くjaki)や、山から降り来たる猛悪なる熊氏に突如遭遇したとしても、余裕で逃げ切れるね!」と、我が身の安全を大真面目に保証してくれた。
しかし、諸君。マッハ三百で移動する私が「あ、熊だ! 逃げよう」と一歩足を踏み出した瞬間、発生する衝撃波(ソニックブーム)の風圧だけで、逃げるどころかその熊氏もコキフリ氏も、ついでに周囲の山々や電柱までもが跡形もなく消し飛んで(やっつけてしまって)いるに違いない。
まずはマッハ〇・〇〇〇一(お上品な徒歩)でマイソファへ進軍することといたそう。
マッハ300 #
マッハ300(音速の300倍)の世界ですね。
時速に換算すると、およそ時速36万7,000km。秒速に直すと秒速約102kmという、凄まじい領域です。
これがどれくらい規格外の速度なのか、いくつか具体的な数字で並べてみます。
* 地球を周回する:わずか約6分で地球を1周できます。
* 宇宙への脱出速度: 地球の重力を振り切って宇宙へ飛び出す「脱出速度(第二宇宙速度)」が秒速約11.2km(マッハ33程度)なので、マッハ300はその約9倍の速さです。地上でこの速度を出そうものなら、空気との摩擦(断熱圧縮)で一瞬でドロドロに溶けて気化します。
* 人工物の限界: 人類が作った最も速い探査機(太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブ)が、太陽に最接近したときの最高速度が時速約69万km(秒速約191km)です。これはマッハに換算するとおよそ560ほどになるため、「宇宙空間で太陽の重力に引っ張られる探査機」なら、マッハ300をゆうに超える速度が存在します。
海面走れるか #
マッハ300(秒速約102km)で海面に突っ込んだり、その速度を維持して走ろうとしたりする場合、物理的には「走る」というより「激突と爆発」の現象になります。
結論から言うと、そのままの生身や通常の物質では走れません。
理由は以下の3つの物理現象にあります。
1. 水面が「カチカチの壁」になる #
水は、ゆっくり触れば液体ですが、超高速で衝撃を与えると分子の移動が間に合わず、コンクリートよりも硬い壁のようになります。
水面を平手で強く叩くと痛い現象(水面衝撃)の究極系です。マッハ300で水面に接触した瞬間、超巨大な隕石が地面に激突したときと同じレベルの衝撃波が発生し、一瞬で粉砕されます。
2. 水そのものが爆発的に気化する #
秒速102kmで空気や水に触れると、猛烈な「断熱圧縮」が起こります。接触した部分の空気や水は一瞬で数万度以上のプラズマ状態(超高温のガス)になり、周囲を巻き込んで大爆発を起こします。走るための「足場」にする前に、水面そのものが消し飛びます。
3. 地球の曲率で宇宙へすっ飛んでいく #
地球の重力を振り切って宇宙へ飛び出すスピード(脱出速度)が秒速約11.2kmです。秒速102kmはその9倍以上の速度なので、仮に水面を蹴ることができたとしても、地球の丸みに沿って走ることはできず、一歩蹴り出した瞬間にまっすぐ宇宙の彼方へセルフ打ち上げされてしまいます。
オススメルート #
マッハ300(秒速約102km)で地球を1周(約4万km)するルートですね。わずか6分強の旅になります。
この速度で移動する場合、障害物(山や建物)に衝突すると大惨事になるため、「高度(宇宙空間か、地上スレスレか)」と、「地球の自転」を考慮してルートを選ぶ必要があります。
おすすめの2つのルートを提案します。
ルート1:超安全・宇宙の縁を飛ぶ「赤道ストレートルート」 #
地上への被害をゼロにし、一番気持ちよくスピードを感じられるルートです。
* ルート: 赤道(インドネシア ➔ 太平洋 ➔ エクアドル ➔ アマゾン ➔ 大西洋 ➔ アフリカ大陸)の上空、高度100km〜150km(宇宙のすぐ入り口)を真東に向かって走る。
* メリット:
* この高度なら空気がほとんどないため、摩擦熱で自分が燃え尽きる心配がありません。
* 地球の自転(時速約1,700km)と同じ方向に進むため、自転のスピードも味方にできます。
* 下を見下ろすと、青い地球が凄まじいスピードで後ろへ流れていく絶景が楽しめます。
ルート2:SF演出重視・大気圏内「世界の海溝ぶっちぎりルート」 #
どうしても「海面(の近く)を走りたい」というロマンを追求するルートです。地上に衝撃波(ソニックブーム)の被害を出さないよう、徹底的に「人がいない海の上」を選びます。
* ルート: 太平洋のド真ん中からスタート ➔ マリアナ海溝の上を通過 ➔ インド洋 ➔ アフリカ南端(喜望峰)をかすめる ➔ 大西洋を斜めに縦断 ➔ 南米南端(マゼラン海峡)を抜ける ➔ 再び太平洋へ。
* メリット:
* 陸地を徹底的に避けることで、ソニックブームによる大都市のガラス全割れや鼓膜破壊の被害を防げます。
* 前述の通り、マッハ300で大気圏内を走ると背後に凄まじい津波と水蒸気爆発(V字の航跡)が残るため、衛星写真から見ても「地球に1本の白い線が引かれた」ような、とてつもない爪痕を残すことができます。
出発前の注意点: #
マッハ300は地球の重力を振り切る速度(第二宇宙速度)を遥かに超えているため、普通に走ると1歩目で宇宙へ真っ直ぐすっ飛んでいってしまいます。1周するためには、「地球の丸みに沿って、常に自分の体を地面(海面)側へ無理やり押し付けながら(下向きにGをかけながら)走る」という特殊なコーナリング技術が必要です。
(Gemini氏より)
大日本御茶目會 會員
県北民都會出陣統括本部・総代
草の山教・広報
レモン塩麹揉み師一級
トキポナ蒐集人
全国胡乱歌曲連盟 加盟
音楽魔術(Suno)にて胡乱歌曲製造中↓
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