諸君は、三日坊主の経験がお有りではなかろうか。
健康のために禁酒するといいつつ、仕事のストレスで飲んでしまったり、早寝早起を始めても、つい寝る前の友達とのスマホでのやりとりに夢中になって、夜ふかしライフにもどったり…。

かくいう私も、それが特技だといっても過言ではないほど、多種多様の三日坊主ィストだった。
え?過去形？
ーはい。変わった（これから）のである。
もう、
ウォーキング…はい、やめた!
ダンス…はい、やめた!
は、過去の出来事（にする予定）なのである。

『三日坊主』という言葉の由来をご存じだろうか?
かんたんに言うと、仏門に入ろうとした修行僧が、辛すぎてすぐに逃げだしたってところからできた言葉らしい。（おそらく諸説あり）

そうなのだ。
三日坊主をするというのは、本人にとって、ハードルが高いことが原因なのだ。
ハードルっていうか壁だな。進撃の巨人のあの壁レベルになっているのだ。
三日坊主を防ぐには、まず、進撃の巨人の壁をチワワがアジリティで飛ぶくらいのハードルに変えることが大前提なのである。

例えば、１ヶ月で３キロ痩せたいダイエッターがいるとしよう。
そのために、食事制限や運動をとりいれようとするはずだ。
しかし、その目標自体がだめなのである。
３キロとかんたんに言うが、３キロのものを思い描いてほしい。ほぼ、生まれたばかりの赤ちゃん１人分だ。
それがひと月で自分の体から消えるなんて、考えられる方がどうかしている。
巨人レベルの壁であることがおわかりいただけただろうか。
そこは、１日-１００ｇ（前日比）という目標に変えるのだ。
おや。１００ｇって、スーパーのお肉売り場の小パックでちょこっとではないかぃ。
小学生が学校で飲んでいる牛乳よりも少ないぞ。
おや、私にもできそうだ、となってきたはずである。
ほぼ誤差の範囲内の数値だ。
ほんの少しの頑張りで叶いそうな気がする。
ここがミソなのだ。
このお菓子やめておけばいけるかもとか、エレベーターじゃなくて階段にしとけばいけるかもとか、ちっちゃいことの組み合わせでいけそうとなるのだ。
やろうと思うとめんどくさいことが、あと少しでできそうだと思うと、案外さらっとやってのけてしまうものなのだ。
そして、クリアできた暁には、ぷちご褒美を用意するのである。
それは、言うまでもないが、目標に影響しないものでなければならない。
たとえば、クリアした時のみ推し動画を見ることができるとか。
兎に角、がんばった自分への労いなくして達成無しであるということを覚えておいてもらいたい。

４，５日は、それでクリアできるであろう。
しかし、それだけでは、落ちなくなるのである。
はい、ここでやめるのよ～と思ったあなた!
それまでの４，５日何してたんですか?
それまでの４，５日、これをやめたら目標クリアしそうってことを考えながら日々過ごしていたはずだ。もう、どうやって攻略するか、頭の中は、ほぼゲーマー。
クリアできればご褒美も待っているし。
もうね、はまっちゃってるのよ。
すると、なに？今日は落ちないじゃないか、あれもこれもやったのに!と、落とすことに快楽を覚えたあなたは、じゃ、次はこれをやってみようとか、なにがよくなかったのかとか必死で考えるようになる。
すると、普段なら続かないはずの食事制限とか運動とかも快楽のための手段なので、根性とかではなく、戦略としてできちゃうってわけなのだ。


目標達成のためには、目標自体をチワワのアジリティにして、わりとかんたんに達成し、快楽を感じまくることが重要なのである。
ぷちご褒美をお忘れなく。

次に、ダイエットじゃねぇしって方も役立つ、やりたくないけどやらないといけないのに、やっぱ後回しにしちゃうんだよねー対策を次回、独断と偏見で語るので、よかったら、また来てね。