物を持たない暮らしってのは、オシャレな人がやっているのかと思いきや、経営者とかすごい人もオシャレとしてではなく、よりよい生き方としてやっているらしいのである。
（ご本人たちに直撃していないので、あくまで「らしい」という噂である）

オシャレに縁遠い私は、ミニマリストはちょっと意識高い系の人が、『見て!素敵でしょ!』って、SNSやブログでアピールするためにやることだと思っていた。
かなり悪意に充ちた偏見である。

しかし、実は、『素敵でしょ』ではなく、『（思考的に）らくに生きていくのになかなか良いのだよ、諸君!』という感じなのだと、最近知った。

この後者の訴えが私のハートをぎゅっと掴んだのである。
どちらにしても、気分を害された方、ごめんなさい。

ミニマリストといっても、赤ちゃんがいるのに、無機質な家具に、殺風景でおもちゃなどが全部しまわれている部屋というのは、「滅私」（羽田圭介著）にでてくる部屋の柱まで切ろうとした行きすぎちゃってる人と何ら変わりがない。
赤ちゃんは、遊びや、見るもの聞くもの、イタズラ…生活全てが学習であり、人生である。
だから、赤ちゃんがいる家庭には、ナンダコレ？と赤ちゃんが思えるものが、見えるところ、さわれるところにあることが、赤ちゃんが泣いたらあやすことと同じくらい大事だと思う。
（危険なものはしまってね）
赤ちゃんがいるママさんが、「滅私」的子育てしちゃっている家のSNSを見て、「うちはぐちゃぐちゃで、この人みたいにしたいのにー」と、嘆く必要はないのである。
安心してください。そのぐちゃぐちゃが、あなたのお子さんの脳を、心を育てていますよ～。
片付けなんてね、おとなになって、本人がやろうと思えばできるものよ。
(ゴミ屋敷で暮す大人は別の問題です。)

その人、その家庭によって、必要なものや量というのは違うわけで、同世代で同じような家族構成だからといってもみんな違う。
誰かの殺風景を真似するのではなく、病的までに物を減らすことにこだわるのではなく、自分の楽しい暮らしにとって大事なものはたくさん持って、必要無いものを捨てる生活したら、きっと心豊かで、物事もシンプルに考えられたりするのだろうと思う。

「必要ない」の見極めを間違えたら「滅私」のやばい人か、不要品多い現状とあまり変わらないということになる。

まずは、今、もしこれがなくなったとして、買い戻すかを考え、買い戻さないものを捨てましょ。
捨てようかなーと思ってるものは捨てましょ。
人間、本当に大事なものは、たとえば、家を捨てようかとか便器捨てようかとか迷わないものである。(買い替えは捨てるとは違う）

えらそうなことを言っておきながら、頭でっかちで、まだなにも始めておらず、ゴチャハウスにてこれを書いているのである。あはは。